体と家のお手入れ 12カ月

 年齢を重ねても笑顔であり続けるには、心と体の変化に合わせて、ちょっとずつ日常生活を変えていくことが、一つのコツ。

 寒い年末に大掃除したり、自律神経の乱れやすい春に新学期や新規事業がスタートしたり、世の中の行事は体のリズムと合っていないことが多いものです。

 もちろん、心も体も元気ならば、多少無茶をしてもリカバリーができます。ただ、年齢を重ねてくるとしんどくなって、疲れが残りませんか。
 「ちょっとつらいな」と感じたら、四季とともに移ろう心と体のリズムに合わせて、自分自身や身の回りをお手入れするといいでしょう。

 また、「ナチュラルクリーニング」が話題になった頃は、『クラナリ』編集人も取材する機会があったことから、重曹やクエン酸をハウスケアに取り入れていました。
 ただ、正直なところ、ナチュラルクリーニングでは無理かなという汚れも実感しています。こうした汚れには、専用の洗剤を使うほうが心も体も楽です。

 笑顔は、「お金が手に入る」「褒められる」など周りに何かしてもらうから生まれるではなく、自分への負担が軽くなると、自然とあふれ出すものかもしれません。



1月

積極的に太陽の光を浴びる(特に午前中)。
骨盤ぐるぐるを行う。

冷蔵庫の中を片付ける。
1月末から土用(立春の前の18日間)。

2月

花粉症の場合は、アレルギー性鼻炎の薬を飲み始め、鼻うがい器とステロイド点鼻薬を準備する。花粉症は、薬の使用を我慢せず、症状が軽微なうちに対策をすると、比較的楽にシーズンを乗り切れる。

春 大掃除 ~緩める 肝

3月

足首ぐるぐる(※)で、体を緩める。
※足の指の間に、手の指を差し込んで、足の指を広げた状態でぐるぐると回す
足の冷えが気になるときは、足湯を取り入れる。

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4月

4月末から土用(立夏の前の18日間)。

5月

酸っぱい食品と苦みのある食品を積極的に取る。
5月病やめまいへの対策を。

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梅雨 水はけ促進 ~出す 脾

6月

和記伸ばし・ふくらはぎストレッチを特に熱心に。


冷え対策に、薄手の腹巻きとレッグウォーマー。
酢を積極的に取る。

6月末は夏至で、ここから夏への変わり目。


夏 開放 ~巡る 心

7月

体にこもった湿気と熱への対策。
胃腸を整える。
汗をかいたら、すぐに着替える。
汗をかき過ぎない(自律神経に負担をかけないようにするため)。
※運動は日が暮れてから。朝の運動は関節などに負担をかける。
水分補給を意識的に。

7月末から土用(立秋の前の18日間)。

8月

うだるような暑さの日には、塩素系のクリーナーで洗濯槽掃除。
※塩素系のクリーナーについては、文末で紹介
換気扇など油汚れのあるところは、年末ではなく、暑い日に掃除。

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9月

夏バテ対策を行う。
水溶性食物繊維を積極的に取る。
鼻うがい器を準備する。
のどの痛み対策に銀翹散を準備しておく。

秋 充実 ~締まる 肺

10月

スープ(特に鶏スープ)や汁物で、水分補給を心がける。
葛根湯を準備しておく。
肩ぐるぐるを積極的に。
布団にはこまめに掃除機をかける。
アレルギー性鼻炎対策が必要。

10月末から土用(立冬の前の18日間)。

11月

ショウガを積極的に取る。
冷え対策に、腹巻きとレッグウォーマー。

冬 慰労 ~閉じる 腎

12月

足湯を取り入れる。


辛みを適宜取る。

※塩素系の洗濯槽クリーナー

 主にアルカリ電解水やセスキ炭酸ソーダ、重曹、クエン酸などの自然由来の洗剤を使った掃除方法です。

https://www.nara-np.co.jp/news/20211210113427.html

 ナチュラルクリーニングについて、奈良新聞では「地球に優しいSDGsな大掃除」などと説明されています(SDGsは、Sustainable Development Goalsの頭文字)。

 代表的なアイテムは次のとおり。
○重曹
○クエン酸
○酢
○セスキ炭酸ソーダ
○石けん
○酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)
○アルコール

 ナチュラルクリーニングブームに火をつけたのは、重曹。2004年頃に話題になって、メディアにも多数取り上げられました。

 私も仕事で取材をしたことから、ナチュラルクリーニングを普段の生活に取り入れていました。

 一般的な洗剤は、洗濯用、食器洗い用、掃除用と、用途別に作られていますが、ナチュラルクリーニングには専用洗剤はありません。洗濯も食器洗いも掃除も、上記のアイテムで済むのです。そんなシンプルさも魅力。

 しかし、限界を感じていました。
 その一つが、洗濯槽の掃除。
 ナチュラルクリーニングだと、酸素系漂白剤を使った方法が一般的に勧められています。


【ナチュラルクリーニングの洗濯槽掃除】

1 洗濯槽の最高上位にまで水をためる
2 60℃のお湯に酸素系漂白剤を溶かし、洗濯槽に入れる
3 3分ほど洗濯槽を回し、4~6時間ほど放置する
4 浮いてきた汚れを、ネットなどで取り除く
5 3~4を数回繰り返す
6 洗濯機の通常の洗濯コースで、洗濯槽を洗う

 4の工程の「浮いてきた汚れを、ネットなどで取り除く」が、私にとって苦痛でたまりませんでした。ビロビロと汚らしい見た目で、いわゆる「お風呂ネット」や水槽用の小さな網を使っても、うまくすくえないのです。

 しかも、全工程を済ませた後、洗濯したときに小さな汚れを発見し、「根絶できていなかった……」とどっと疲れが。
 ナチュラルクリーニングの限界を感じました。


 それで、塩素系の専用洗剤である洗濯槽クリーナーを使うことにしました。我が家の洗濯機と同じメーカーが出している専用洗剤を、アマゾンで取り寄せました。

 塩素の反応のことを考えると、うだるような暑さで何もやる気の起こらない真夏に洗濯槽の掃除を行うほうが、合理的です。

 洗濯機の「洗濯槽洗浄コース」で11時間、ほったらかしでかまいません。洗濯槽の汚れを、酸素系漂白剤ははがすのに対し、洗濯槽クリーナーは分解するため、すくって取り除く工程が不要だからです。

 以下は、洗濯槽クリーナーを投入して、およそ30分後の様子。数日前に酸素系漂白剤で洗濯槽を掃除していたのですが、汚れが取り切れていなかったようで、洗濯槽の底に沈殿しています。

 およそ2時間後には、水が全体的に濁っていて、汚れが分解されているのがわかります。


 2時間後以降は、洗浄液にあまり変化は見られませんでした。



 すすぎの工程が始まると、汚れが分解されているのが確認できます。


 塩素系の洗濯槽クリーナーと酸素系漂白剤との違いは、以下で説明ができるでしょう。
https://www.jshe.jp/doc_top/column_20190221.pdf より

 酸素系漂白剤だと「分離型洗浄」で汚れを引きはがすため、引きはがされたビロビロの汚れを人力で取り除く必要があります。
 一方の塩素系の洗濯槽クリーナーは、「溶解型洗浄」のため、排水に汚れが溶け込んでいるわけです。

 塩素系の洗濯槽クリーナーは、1年に1回の使用が目安とのこと。1年当たり約2000円で、ビロビロの汚れをすくう労力を考えると、リーズナブルな値段です。
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