出典の書き方問題


著作権法
(引用)
第三十二条 公表された著作物は、引用して利用することができる。この場合において、その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるものでなければならない。
2 国等の周知目的資料は、説明の材料として新聞紙、雑誌その他の刊行物に転載することができる。ただし、これを禁止する旨の表示がある場合は、この限りでない。

法令検索


 私が在籍していた雑誌編集部では、クレジット表記に斜線を使っていました。

(例) 写真/クラナリ

 周りの人が「クレジット」と言っていたので、自分もあまり考えずに「クレジット、入ってる?」などと言っていたのですが、クレジット(credit)の意味は「信用」だったのではないかと。

 そこでクレジットを検索しました。AIによると「credit to」には「~に帰せられる」という意味があるとのこと。

「credit to」は、主に「~の功績である」「~に帰せられる」という帰属・称賛の意味や、「~に(金・評価を)割り当てる/入金する」という意味で使われます。また、SNSでは出典を示す「~にクレジット(帰属)を付ける」という意味でも頻繁に用いられます。
主な意味と使い方:
~の手柄/名誉である: 人や組織が称賛に値する存在であることを示す (例: He is a credit to the team.=彼はチームの名誉だ)。
~のおかげ/功績とする: 成果を誰かのものと認める (例: Credit it to luck.=運のおかげにする)。
(SNS等で)~に帰属する/出典: 画像や情報が誰の作かを示す (例: Credit to the owner.=所有者に帰属します)。
~に入金・充当する: 金融実務において、特定の口座に金額を計上する。

 

関連する表現:give credit to (someone): (人)を評価する、功績を認める

 

be credited to: ~の功績である「誰のおかげか」「何に評価を与えるか」を表現する際に使われる便利な表現です。
Copyright (©): Protects the right to reproduce, distribute, and display a work. It lasts for the creator’s life plus 70 years in many jurisdictions.
Credit (Attribution): Identifies the author (e.g., "Photo by..."). It does not necessarily mean you have permission to use the content.


 AIによる説明から、クレジットが製作者などを示すことだとわかりました。著作権などの権利は、また別の表現になります (©など)。

 ここで、もう一つの疑問が湧きました。
 引用した場合の出典には、多くの場合、記号のコロン(:) が使われます。コロンと斜線ではどのように異なるのでしょうか。

 またもAIがまとめてくれました。

コンマ(,) comma 
用途: 日本語の読点「、」と同じ

コロン (:)  Colon
意味: 「言い換えると」「すなわち」「例えば」
用途: 前の文の具体的な列挙、説明、引用、セリフの前に置く。コロンの前は完全な文である必要がある。
例: He had one goal: to win the game. (彼には目標が一つあった。それは試合に勝つことだ。)

セミコロン (;)  Semicolon
用途: カンマ(,)より強く、ピリオド(.)より弱い区切りで、関連性の高い2つの独立した文(完全文)をつなぐ。andやbutの代わり
例: I have a meeting; I cannot go out. (会議がある、だから出かけられない。)

スラッシュ (/)  Slash/Solidus
意味: 「または (or)」「および (and)」「~につき (per)」
用途: 選択肢の提示、URLやファイルパスの区切り、分数や日付の表記。
例: and/or (および/または)、 2026/04/11 (日付)。

 上記の説明だと、「写真/クラナリ」は「写真かクラナリ」「写真とクラナリ」「クラナリにつき写真」を意味することになります。つまりは、誤用!


 また、「出典」の英語は、Source(一般的な情報源)またはReference(参考文献)がよく使われます。
 そのほかCitation(引用)という言葉があり、インテキスト・シテ―ション (In-text Citation)については 文中で(著者, 年代)のように引用元を示します。


■主な参考資料(この場合は、Source)

5 内容を引用する際の出典明示方法について
登録されている内容は、出典(「政府統計の総合窓口(e-Stat)」)を明示していただくことにより、引用、転載を行うことができます。
国勢調査の「住居の種類」と経済産業省企業活動基本調査の「自己株式の額」の定義内容を引用した場合の例は次のとおりです。

例1 国勢調査の「住居の種類」の定義内容を引用したことを明示する場合
出典:「政府統計の総合窓口(e-Stat)」、調査項目を調べる-国勢調査(総務省)「住居の種類」

例2 経済産業省企業活動基本調査の「自己株式の額」の定義内容を引用したことを明示する場合
出典:「政府統計の総合窓口(e-Stat)」、調査項目を調べる-経済産業省企業活動基本調査(経済産業省)「自己株式の額」

国土地理院の地図を利用する際の出典の記載と記載例

「出典:国土地理院発行2.5万分1地形図」
「出典:国土地理院撮影の空中写真(XXXX年撮影)」
「電子地形図25000(国土地理院)を加工して作成」  
「地理院タイルに○○を追記して掲載」 ←○○には追記するものの内容を入れてください。


17.Q:国立公文書館所蔵の特定歴史公文書等に記載されている情報を論文等で引用をする際の記載例はありますか?

A:記載例はありませんが、引用する情報の出典が国立公文書館所蔵の特定歴史公文書等であることのほか、特定歴史公文書等の請求番号や簿冊標題等を明示することが考えられます。


・出版物(書籍・雑誌・新聞等)、放送(テレビ・映画等)、Webメディア(ニュースサイト、ブログ、SNS等)、展示・講演等、特に広く一般に公開・配布される媒体での利用に際しては、出典の明示を推奨します。

※最も簡潔な表記例:「国立公文書館所蔵」。さらに、資料の名称、請求番号(レファレンスコード)、URIを併記することで、第三者による資料の特定が可能となります(とくにWebメディアの場合は、出来る限りリンク付きURIの記載をお願いいたします)。なお、各資料の目録詳細画面及びビューア画面に「引用例」を掲載していますので、参考にしてください。
※明示にあたっては、情報の受け手が容易に確認できる位置・場所へ記載してください。
※利用について国立公文書館への報告等は不要です。


(出典記載例)
出典:書誌データ等を採録しているデータベースの名称(データベースのURL)
出典:国立国会図書館書誌データ(○年○月○日に取得)など

(書誌データ等を編集・加工等して利用する場合の記載例)
(データベース名称)収載データ(データベースの URL)を加工して作成
国立国会図書館書誌データをもとに○○株式会社作成 など


弊社の地図製品のコンテンツ下部に表示される著作権表示(例:「地図データ ©2019 Google」)に、著作権表示とともにクレジット表記が記載されています。なお、クレジット表記の正確な文言は、地域やコンテンツの種類によって異なりますのでご注意ください。

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