【水回り掃除のゆるゆる家事習慣 8月】できれば暑い季節に「手順を守る&待つ」がポイント
【水回りのゆるゆる掃除】
【水回りの根こそぎ掃除】
1 ぬめりを水とスポンジで取り除く
2 高濃度クエン酸水をスプレーで吹き付ける
掃除用のクエン酸は、100円ショップでも入手できます。
※浴室の場合、ドアのレールの汚れにも高濃度クエン酸水を吹き付けましょう。茶色っぽい汚れは、ホコリを巻き込んだ水アカです。
3 中性の合成洗剤をスプレーで吹き付ける
ちなみに、浴室用の洗剤を台所に使っても、食器用洗剤を浴室に使っても、何の問題もありません。
4 30分以上待つ
5 食品用ラップかビニール袋に、歯磨き粉をつけてこする
スポンジやブラシを使わないのは、穴や毛の間に歯磨き粉が入ってしまい、うまくこすれないからです。
6 水でよく洗い流す
7 残った汚れや白い筋を、メラミンスポンジで軽くこする
8 黒カビがあれば、アルコールまたはカビ取り剤を使用する
手順1で、クエン酸の反応を邪魔する汚れを取り除きます。手順2では、ガチガチの水アカを除いて、湯アカなどを落としやすい状態を作ります。手順3は、湯アカ、つまり油脂の汚れを取り除くのですが、アルカリ性の洗剤は避けます。クエン酸と反応するため、水アカを取り除く効果が弱まる可能性があるからです。手順4では、水アカをこすり落とします。
手順7で使うメラミンスポンジとは、「メラミンフォーム」と呼ばれる材質で出来ているスポンジのこと。
硬く、きめ細かい網目の構造で、汚れを削り落とします。つまり、表面が削れてしまうなのです。そのため、メラミンスポンジでこすると削りカスが出て、小さくなっていきます。
削ると水アカだけでなくコーティングなども取れてしまいます。ですから、曇り止めのコーティングがされている鏡には使わないようにと注意書きがありますが、水アカがガチガチについている鏡ならば、曇り止めどころの話ではないので、気にせずに使っています(自己責任)。
シンクも、鍋などですでに大量の傷がついているので、こちらもメラミンスポンジをガシガシ使っています。
手順8のカビ退治については、水アカと油脂の汚れを取り除いてから行ったほうが、格段に効きました。「カビ取り剤が全然効かないなあ」と過去にいら立つことが多々あったのですが、水アカと油脂の汚れが邪魔をしていたようです。
手順を守るのは大事なのだと、最近になったよくわかりました。
キッチンのシンク、浴室、トイレの手洗いなど、水回りはこの手順で根こそぎ掃除します。
我が家は、たいていの場合、ふろに最後に入るのは子どもBです。そして皿洗いは、家族全員がやっています。
そんな家庭で、「最後に水をすべて拭き取りましょう」という水アカ予防策は打てません。私だけがやるのならともかく、家族にそれを強要すると、互いにストレス。
しかも、全員近視なので、そんなに汚れが見えないのです。汚れで死ぬわけじゃないので、あまり気にしないのが一番。
また、子どもたちが幼い頃は、ホームパーティその他で来客もあったのですが、今はありません。玄関で宅配便の応対をする程度。
となると、家族が嫌じゃない程度にきれいだったらかまわないわけです。
掃除の本を複数読んだのですが、「これは、とてもじゃないけど、やってられない……」と感想を抱いてしまいました。まあ、きっちり掃除したい人しか、掃除関連の本を読まないわけで、読者ニーズに合わせると当然、そんな内容になるのですね。
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