小論文で受験する君へ

本日、仲よしの男女が来店してくれました。

「ああ、なんてかわいいんだろう」と私は浮かれてしまい、大事なことを伝え忘れました。



受験勉強で小論文を予備校で学んでいる君へ。



主語と述語の対応や段落分けなどといった基本的な国語の技術をマスターしたのなら、予備校は卒業したほうがいいかもしれません。



君は、自分が書いた小論文をメールで講師のもとに送り、講師が動画で修正箇所を教えてくれるのだと話してくれました。



君の通う予備校では、全国の予備校生の小論文をほんの数名の講師が添削しているのでしょう。

多くの予備校生が、少数の講師好みの小論文を作成する訓練を受けていることになるわけです。

その結果として、似たような小論文を多くの受験生が試験で作成する可能性が高いのです。



大学はなぜ小論文の試験をわざわざ行うのでしょうか。

小論文の採点は面倒くさく、コストがかかり、平等性に乏しいと批判されているにもかかわらず……



理由は学校の社会的地位を上げてくれる魅力的な学生に入学してほしいからです。



少子高齢化で、学校経営は厳しくなっています。

そんな中、在学生や卒業生が特別な活動で有名になることは、学校の宣伝になるので大変好ましいのです。

通常のテストではパッとしない成績の学生でも、小論文でずば抜けた成績ならば見どころがあるから入学してほしいわけです。



こうした目的が大学側にあるのに、予備校の講師による添削で、君の小論文はその他大勢に埋没するような指導が行われている可能性があるのです。







君が受けようとしてる大学の学部の募集要項を私も確かめました。

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「問題発見解決型」 「創造性開発型」 の教育

 「自らの手で未来を拓く力」

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漠としていますよね。何を言いたいのか、すぐにはわかりません(笑)。

私の解釈では、どんな分野でもいいから有名人を大学は輩出したい、大学の著名度を高めるために貢献できる人が欲しいというメッセージです。



他の受験生と似たような小論文を君が書いていたら、大学側の希望にこたえられません。



若い君には非常に効率が悪いように感じるかもしれませんが、ひたすら小論文を書きまくり、君の両親や彼女に読んでもらったほうが、君のためになると私は思っています。

君の両親や彼女が「読んでもわからない」と評価したら、すなおに聞き入れて、多くの読者に魅力的な文章にブラッシュアップしたほうがいいのではないでしょうか。

老婆心ながら。
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