編集者として心がけてきたこと

【原稿整理の心がけ】

○コミュニケーションの原点は、相手の身になって考えること

 「これがいい」「そこがいい」と自分が言いたいことはいくらでもある。しかし、それだけでは相手には「うるさい」という印象になってしまう。その情報は、送り手が思っているほどいいものではなく、受け手にとって大した価値はないかもしれない。このことを常に考える。

 文章を書くのは「私はこう思いますが、皆さんはどうですか?」という問いかけであって、「こう思ってください」「いいよね」という提示では決してない。



○自分がどこまで理解しているのかをチェックする

 お金がないときにお金があるように見せかけると、貧しさが全部表れてしまう。

 同様に、わかっていないことをわかっているように見せかけると、愚かさがすべて表れてしまう。



○誰にでもわかる言葉を選ぶ

 自分や友達だけにしかわからない言葉遣いは、ものすごくだらしのない印象を与える。不特定多数の人に届く表現かどうかを、根気よく考える。



○品のよい表現を心がける



○肯定的な面を強調し、明るい表現を選ぶ

 飛行機事故を報じるとしたら、見出しは「死者200名」ではなく「生存者2名」とつける。



○記事を通して伝えたいことを、はっきりと打ち出す



○いちばんおもしろい話を冒頭に持ってくる



○人を糾弾するときは、その人の名前ではなく発言や行動の内容を突く



○声に出して文章を読んで、音の響きを確認する







【企画立案の心がけ】

○頭の中で考えるのではなく、紙に書いて考える



○企画を立てるときは見出しで考える



【デザインチェックの心がけ】

○一つの意味に、一つの形(フォントなど)を対応させる



○余計なことをせず、装飾は排除する



【話し合うときの心がけ】

○話し合いの勝敗は本人ではなく聴衆が決める



○勝ち負けよりも利益を優先する



○相手の顔を立て、ギリギリまで追い詰めない



○最初に、最大限を要求する



○自分の考えを通したいときは、「魅力的な問いかけ」「よい質問」(相手が答えやすい質問、相手が考えてくれる質問)を繰り返す




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