地元単位で、いいなと思うことを兼業する働き方

小さな自転車屋さんがローカルフェスを立ち上げる。
平日は企業で働く人が週末にマルシェを開催したり、コーヒー屋さんになったりする。









 『クラナリ』の取材でお会いした人の多くは、意識を共有する仲間と小さなコミュニティを作り、本業を持ちながらローカルフェスやマルシェといった多彩な活動をしていました。
 それぞれに働いて暮らしを維持しつつ、思いやメッセージを仲間と一緒に発信し、活動をつないでいくという現象。

 皆さんの共通点は、次の6つです。
〇まずは自分たちが楽しむ
共感やつながりを義務感よりも大事にする。

〇「一緒に」やる
やってあげる・やってもらうの関係を固定しない。

〇開放的なコミュニティにする
別のコミュニティとも緩くつながって、視界を広げる。

〇人を巻き込む
ローカルフェスなどを開催して、つながりを増やしていく。

〇型にはめない
「周囲に迷惑をかけなければよい」という程度のスタンスで、各人の主体性を大切にして任せる。

〇自立している
運営や資金面で行政などに頼らない。



 人が集まって情報を交換する場。
 そして、最初から行政や大企業(スポンサー)を巻き込んで大きく動かすのではなく、仲間内という小さい単位で「まず、やってみる」ことから展開する活動が大切。

 個人個人が自由に情報を発信したり、活動したりするのはすてきなことですが、その一方で、法律や社会的道義に関する知識が不足しているケースも見受けられました。
 『クラナリ』では、紙媒体に携わってきた視点から、新しい形の暮らしとライフワークを探っていきたいと考えています。
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