スポーツメーカー参入でインソールが手軽に入手できるようになった! 種目別にお勧めを紹介
あまり知られていませんが、トップクラスのアスリートのほとんどがインソール(靴の中敷き)を使っているそうです。靴とは違って人目につかないインソールですが、アスリートの必須条件である「ケガをしない」点で大きく貢献しているのです。
義肢装具士の大平吉夫さんは、プロゴルファーやスケーター、テニス・サッカー・野球選手など、多くのアスリートのインソールを手掛けています。
健康維持のためにランニングやゴルフなどを取り入れている人は少なくないでしょう。バランスが崩れたフォームで運動をすれば、ひざや腰などを傷めて逆効果になってしまいます。
スポーツをするときにはどのようなインソールを選ぶといいのか、大平さんからアドバイスをもらいました。
長時間プレイしても
疲れにくい体になる
「アライメント」という言葉は、車を運転する人ならば知っているでしょう。タイヤが地面に接地する角度を正しく調整することを「アライメント調整」といって、車本来の走行性能を発揮するために重要なのです。
アライメント(alignment)を直訳すると「配列」「並び方」で、車だけでなく人間にとっても重要。骨や関節の並び方がずれていたり崩れていたりすると、私たち人間も本来の能力を発揮できません。
〇痛み・こりの対策に重要な「アライメント」の調整
https://sceltadelmetodo.blogspot.com/2019/03/blog-post_71.html
「インソールを使ってアライメントをニュートラルに調整すると、長時間プレイしても疲れにくい体になるんです。疲労がなければケガもしにくい。選手生命を脅かされることもなく、練習を積み重ねてもっと強くなれるわけです」と大平さん。
インソールは、選手の足だけでなく、スポーツでの動きに合わせて作られています。それぞれのスポーツで次のような配慮がなされています。
○ゴルフ
ゴルフは体重移動が大事といわれているスポーツ。そのために、アドレス(ボールを打つときの構え)がぶれないように、安定させる必要があります。
一流のゴルファーでもない限り、どんなに意識しても骨盤が傾いて常に体が揺らぎ、姿勢が崩れてしまうもの。
正しいアドレスを取るために、インソールが役に立ちます。「確実に変わるのは、パターですね。また、足がスムーズに回旋しやすくなり、強い蹴りが生まれるので、ボールの飛距離も伸びます」と、自身もゴルフを行う大平さんは語っていました。
○テニス・バスケット
テニスもバスケットもコートが硬い分、地面や床からの衝撃を大きく受けます。そのため、インソールには強度が高く、衝撃吸収に優れた素材が使われています。
○ランニング
短距離走では、ほとんどかかとを着かないのでインソールはそれほど必要ではありません。一方、長距離では足の裏が酷使されます。そのため、土踏まずをサポートして、足の疲れと変形を防ぐインソールが適しています。
スポーツだけでなく
仕事のパフォーマンスも上がるかも!
インソールの機能が年々注目を集めるようになり、アシックスやプーマといったスポーツシューズメーカーもインソールの開発に乗り出しています。1000~2000円ほどで既製品のインソールを購入できるほか、1万円以下でセミオーダーができる場合があります(シューズは別価格)。
そしてフルオーダーに応じてくれるのが、インソールメーカー。
大平さんが所属しているメーカーの場合は、その人の身長と体重、筋肉の質、体の柔軟性、関節の可動域などをチェックしてから、目的に応じてインソールを作ります。1足およそ4万円ですが(インソールのみで、シューズは別価格)、ビジネスシューズからスポーツシューズまですべての靴にインソールを入れる人は珍しくないそうです。「インソールによって足の裏に靴がピッタリとフィットするようになり、長時間履いていても疲れにくくなるからでしょうね」と大平さん。
インソールでスポーツだけでなく仕事のパフォーマンスも上がるかもしません。
大平吉夫(おおひら よしお)
日本フットケアサービス株式会社 代表取締役社長。1993年 中部リハビリテーション専門学校卒業。1993年 有限会社えびす義肢共同設立 。2002年 米国Langer Biomechanics社 バイオメカニクス研修 。2005年 米国San Antonio Foot&Ankle Center Dr,Glenn A.Ocker,DPM(足病専門医)と顧問契約締結、米国Integrity Orthotic Laboratories ,Inc との装具製作技術提携を開始。2006年 日本フットケアサービス株式会社設立。
義肢装具士の大平吉夫さんは、プロゴルファーやスケーター、テニス・サッカー・野球選手など、多くのアスリートのインソールを手掛けています。
健康維持のためにランニングやゴルフなどを取り入れている人は少なくないでしょう。バランスが崩れたフォームで運動をすれば、ひざや腰などを傷めて逆効果になってしまいます。
スポーツをするときにはどのようなインソールを選ぶといいのか、大平さんからアドバイスをもらいました。
長時間プレイしても
疲れにくい体になる
「アライメント」という言葉は、車を運転する人ならば知っているでしょう。タイヤが地面に接地する角度を正しく調整することを「アライメント調整」といって、車本来の走行性能を発揮するために重要なのです。
アライメント(alignment)を直訳すると「配列」「並び方」で、車だけでなく人間にとっても重要。骨や関節の並び方がずれていたり崩れていたりすると、私たち人間も本来の能力を発揮できません。
〇痛み・こりの対策に重要な「アライメント」の調整
https://sceltadelmetodo.blogspot.com/2019/03/blog-post_71.html
「インソールを使ってアライメントをニュートラルに調整すると、長時間プレイしても疲れにくい体になるんです。疲労がなければケガもしにくい。選手生命を脅かされることもなく、練習を積み重ねてもっと強くなれるわけです」と大平さん。
インソールは、選手の足だけでなく、スポーツでの動きに合わせて作られています。それぞれのスポーツで次のような配慮がなされています。
○ゴルフ
ゴルフは体重移動が大事といわれているスポーツ。そのために、アドレス(ボールを打つときの構え)がぶれないように、安定させる必要があります。
一流のゴルファーでもない限り、どんなに意識しても骨盤が傾いて常に体が揺らぎ、姿勢が崩れてしまうもの。
正しいアドレスを取るために、インソールが役に立ちます。「確実に変わるのは、パターですね。また、足がスムーズに回旋しやすくなり、強い蹴りが生まれるので、ボールの飛距離も伸びます」と、自身もゴルフを行う大平さんは語っていました。
○テニス・バスケット
テニスもバスケットもコートが硬い分、地面や床からの衝撃を大きく受けます。そのため、インソールには強度が高く、衝撃吸収に優れた素材が使われています。
○ランニング
短距離走では、ほとんどかかとを着かないのでインソールはそれほど必要ではありません。一方、長距離では足の裏が酷使されます。そのため、土踏まずをサポートして、足の疲れと変形を防ぐインソールが適しています。
スポーツだけでなく
仕事のパフォーマンスも上がるかも!
インソールの機能が年々注目を集めるようになり、アシックスやプーマといったスポーツシューズメーカーもインソールの開発に乗り出しています。1000~2000円ほどで既製品のインソールを購入できるほか、1万円以下でセミオーダーができる場合があります(シューズは別価格)。
そしてフルオーダーに応じてくれるのが、インソールメーカー。
大平さんが所属しているメーカーの場合は、その人の身長と体重、筋肉の質、体の柔軟性、関節の可動域などをチェックしてから、目的に応じてインソールを作ります。1足およそ4万円ですが(インソールのみで、シューズは別価格)、ビジネスシューズからスポーツシューズまですべての靴にインソールを入れる人は珍しくないそうです。「インソールによって足の裏に靴がピッタリとフィットするようになり、長時間履いていても疲れにくくなるからでしょうね」と大平さん。
インソールでスポーツだけでなく仕事のパフォーマンスも上がるかもしません。
大平吉夫(おおひら よしお)
日本フットケアサービス株式会社 代表取締役社長。1993年 中部リハビリテーション専門学校卒業。1993年 有限会社えびす義肢共同設立 。2002年 米国Langer Biomechanics社 バイオメカニクス研修 。2005年 米国San Antonio Foot&Ankle Center Dr,Glenn A.Ocker,DPM(足病専門医)と顧問契約締結、米国Integrity Orthotic Laboratories ,Inc との装具製作技術提携を開始。2006年 日本フットケアサービス株式会社設立。
※この記事は、2018 年4月6日に大平吉夫氏をインタビューした内容をもとに作成しています。最新情報は大平氏に直接お尋ねください。
文/森 真希(もり・まき)
医療・教育ジャーナリスト。大学卒業後、出版社に21年間勤務し、月刊誌編集者として医療・健康・教育の分野で多岐にわたって取材を行う。2015年に独立し、同テーマで執筆活動と情報発信を続けている。

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