【夏こそ冷え取り】実は冬場よりも厄介な夏の冷え

　首や肩がこる、よく眠れない、体がだるくて何もしたくない……
　このような不調を訴える人が夏には増えます。

　原因は暑さではありません。夏の冷えにあります。
　体が冷えて体調を崩してしまうのは、寒い冬場だと思われがちです。しかし、現代の私たちの生活では、夏でも次の３つが理由で体が冷えています。
○汗
○エアコン
○運動不足
　冬場よりも夏のほうが厄介なのは、屋内と屋外で温度差が大きい点。
　暑い屋外ではたくさん汗をかきます。こうして体が汗で濡れた状態で屋内に入り、エアコンの冷たい風が当たると一気に体温が奪われてしまうのです。
　加えて、気温の高い日には冷たい飲み物やアイスクリームがおいしいと感じられるでしょう。うっかり冷たい飲食物を取り過ぎて、消化器が冷やされてしまいます。その結果、おなかにガスがたまって苦しくなる「ガス腹」や下痢を招くことも少なくありません。

　空調設備や冷蔵・冷凍装置が整っている便利な生活のために、冷えで体調を崩しやすくなっているということです。特に屋内で長時間仕事を行う人は、作業に集中するあまり体の冷えに気づかず、不調を招いている場合もあります。

　ですから、夏こそ冷え対策が大切。