就寝中には下着を着けないほうがいい理由

  東洋医学では、「肺」と「大腸」が密接に関係していると考えられています。「肺」の大事な働きである呼吸は、「大腸」にかかわる排便とつながりがあるわけです。
 鼻詰まりやセキを解消して呼吸がしっかりできるようになると便秘・下痢も改善したり、逆に便通がよくなったら呼吸がスムーズになることもあります。 

 女性は、寄せて上げるような窮屈なブラジャーや補正下着、ゴムのきついパンツを身に着けている人が少なくありません。
 当の本人は自覚していないかもしれませんが、窮屈なブラジャーは肺が膨らむのを妨げて、呼吸を浅くします。
 呼吸が妨げられると、肩を上下させて呼吸をするようになり、首や肩に力が入って頭痛や肩こりになる場合があります。私がお会いした治療家も「女性の不定愁訴はブラジャーを外して生活すれば治る」と断言していました。 

 加えて、パンツのゴムやガードルで腹部を締め付けていると、胃腸の働きを妨げることになります。 

 慢性的な症状の原因が、なにげない習慣に潜んでいることは珍しくありません。 
 就寝中は下着を着けないことも検討するといいでしょう。


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