下半身のゆがみ・痛みを取って引き締める「コーナースクワット」
私たちが歩くときに、つま先を持ち上げる動きではすねの筋肉、つま先を下ろす動きではふくらはぎの筋肉が働いています。
ふくらはぎの筋肉が固くなると、柔らかく着地できなくなり、ドンと足の裏が衝撃を受けます。
こうして土踏まずのクッション作用が働かなくなり、足の裏が痛くなる「足底腱膜炎(そくていけんまくえん)」が発症する可能性があります。
さらに、歩くときの衝撃が腰に伝って腰痛を引き起こすわけです。 こうした足底腱膜炎と腰痛は、湿布やマッサージでは解消しません。
ストレッチでふくらはぎを柔らかくする必要があります。
ふくらはぎのストレッチは、以下の記事で紹介しています。
痛みのもう一つの原因は、「アライメント」が崩れていること。アライメントとは、関節の並び方や角度を指しています。
例えば、歩くときにつま先は前を向き、足首が外に傾き、ひざがさらに外に傾いている状態は、アライメントが崩れています。
このように角度が適正でなければ、足の裏の腱が引っ張られて痛みが生じるとともに偏平足になってきます。
アライメントの調整に効果があるのが、「コーナースクワット」です。
コーナースクワットについて取材したのは15年ぐらい前でしょうか、現在は帝京科学大学総合教育センターの渡會公治特任教授に話を聞きました。
つま先とひざを必ず同じ方向に向けて行うスクワットは、下半身のアライメントを調整する効果が期待できます。
さらに、太ももの筋肉が適度に鍛えられて、引き締まるでしょう。
さらに、太ももの筋肉が適度に鍛えられて、引き締まるでしょう。
○ゆがみを解消しながら筋肉を鍛える「コーナースクワット」
※詳細は必ず渡會特任教授の本を参照してください。ここでは私流のコーナースクワットを紹介します
1 壁の隅にお尻を着けて背すじを伸ばして立つ2 右足と左足を一歩ずつ、壁に沿って前に出す
3 両手は太ももの内側に置く
4 太ももの外側が壁から離れないように両手で押しながら、両ひざをゆっくりと曲げていく
※ひざ頭がつま先よりも前に出ない程度まで曲げる
5 両ひざを伸ばして元の姿勢に戻る6 4と5を5回繰り返す
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