芸能人にも多い「突発性難聴」。突然聞こえなくなったら「すぐに受診」が鉄則!

 健康情報を扱う仕事に就いて驚いたのは、耳鳴りや難聴など、耳のトラブルを抱えている人が非常に多いということ。

 高齢になると耳が遠くなることは、よく知られています。しかし、耳のトラブルは年齢に関係なく起こっています。

 過去には、男性アイドルデュオ・KinKi Kidsの堂本剛さんが「突発性難聴」で入院したり、歌手の浜崎あゆみさん 、人気ロックバンド・サカナクションの山口一郎さん、お笑い芸人の千原ジュニア (43歳)さんが突発性難聴になったことを公表したりしています。

 耳のトラブルの問題は、聞こえづらさ以外にもあります。キーンという高音やジージージーとセミの鳴くような音がうるさくて、眠れなくなるのです。

 これまで耳のトラブルを抱える人に取材した中では、耳鼻咽喉科で「異常なし」「原因不明」と診断され、症状に苦しめられているにもかかわらず対処法がないと、途方に暮れているケースが少なくありませんでした。

 ただ、あきらめる必要はありません。西洋医学・東洋医学を問わず、さまざまなアプローチで耳のトラブルが改善した例が多数ありました。完全に消えることはなくても、日常生活に支障を来さないレベルまで軽減できる可能性は十分あるのです。

 今回は耳鳴り・難聴の大まかな分類を紹介します。

静かな場所の「シーン」も
耳鳴りの一つ

 耳鳴りは、特徴などによっていろいろなタイプに分類されます。代表的な分類の一つが、「自覚的耳鳴り」「他覚的耳鳴り」です。

●自覚的耳鳴り
 耳鳴りの音が自分だけに聞こえ、他人には聞こえない。
 加齢に伴って生じたり、別の病気に伴って生じたり、難聴など他の症状をまったく伴わずに生じたりすることがある。
 静かな場所で「シーン」と聞こえるのも自覚的耳鳴りで、生理的な現象の一つである。

●他覚的耳鳴り
 聴診器のような器具で、耳鳴りの音が他人にも聞こえる。
 耳垢がたまっていたり、ゴミなどが耳に入ったりすることで起こる。血管の中を血液が流れる音が聞こえることや、耳の周囲の筋肉が収縮するときに鳴ることもある。

突然耳が聞こえなくなったら
すぐに耳鼻科を受診

 難聴については、耳のどこで障害が起こっているかで分類されています。

○伝音性難聴
 音を伝える部分である「外耳」や「中耳」に障害が起こって生じる。
 耳垢が詰まっていたり、外耳や中耳で炎症が起こっていたりする場合がある。

○感音性難聴
 音を感じる部分である「内耳」や大脳に障害が起こって生じる。
 堂本剛さんたちが患った突発性難聴も感応性難聴の一つで、何の前触れもなく、突然、片方の耳の聞こえが悪くなる病気である。

 上記のように、耳鳴りも難聴も、原因となる耳垢や炎症などを治療すれば改善するケースがあります。自己診断をせずに、早めに耳鼻咽喉科を受診したいものです。

 特に突発性難聴は、発症後2週間を経過すると回復が難しくなると言われています。「朝起きたら耳が聞こえなかった」「キーンという音がするだけで、ほかの音が聞こえない」という症状が出たら、仕事や家事はほうっておいてすぐに病院に行ってください。

 難聴を放置したために、数日でまったく聞こえなくなる人もいました。早期発見・早期治療が重要です。
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