冬の疲労感や頭痛、肩こりの隠れた原因「ヒートショック」は防ぐ服選びのコツ
寒い冬の時期に、疲労感や軽い頭痛などに悩まされていませんか。
「年末年始は忙しいから仕方がない」「ちょっと寝不足かな」というのは大きな誤解かもしれません。実は冬の日常に潜む「温度落差」が体に大きなダメージを与えて、体調不良を引き起こしている可能性があるからです。
温度落差で血管が収縮し
ヒートショックとは、温度変化で体に与えられる強い刺激のこと。暖房を入れた室内と、寒風が吹きすさぶ屋外では温度の差が大きく、私たちの体に悪影響を与えているのです。
「冬場は浴室での事故に注意しよう」と耳にしたことがある人も多いでしょう。
室温の高い浴室で温かな湯船につかった後、室温の低い脱衣所に移動すると血管が収縮し、血圧が急激に上昇します。その結果、脳卒中や心筋梗塞など重い病気が引き起こされるリスクが高まるのです。
ただ、ヒートショックを注意するのは、入浴するときにだけではありません。
外での洗濯物干しや、郵便受けの確認、ゴミ捨てなどを薄い部屋着のままで行うと、血圧を15mmHg以上も上昇させ、脳卒中や不整脈などを引き起こす可能性があると指摘されています。
ほかにも以下のような場合は、血圧を10~15mmHg上昇させて動悸や軽い頭痛が起こる可能性があるそうです。
○オフィスでデスクワークをしていて、そのままの服装で暖房の利いていない建物内を移動する
○上着を着ずに部屋着のままで近所へ出かける
○満員電車で上着を脱いだ状態のまま、駅(屋外)のホームに降りる
体へのダメージを軽減するためには
加えて、頻繁に起こる温度落差は自律神経に負担をかけます。
自律神経とは、意志とは無関係に血圧や血流など体の働きをコントロールしています。
環境温に合わせて自律神経は血圧などを調整し、体温をできるだけ一定に保つように働いているので、環境温の変化が激しければ自律神経は酷使されるのです。その結果として、疲労感や肩こり、便秘・下痢が引き起こされることもあります。
温度落差による体へのダメージを軽減するためには、衣服内の空気が大事。衣服内にたっぷりと空気が含まれることで、環境温の変化の影響を受けにくくなるからです。
フリース・ニット・スウェットパーカーで行われていた比較実験では、女性が温かい環境から寒い環境へ移動したときに皮膚温変化が最も低かったのはフリース。コートやジャケットの下にフリースを着用することで、高い保温力が発揮されると期待できます。
寒い冬を健康に過ごすために、おしゃれだけでなく温度落差にも気を配った服選びをお勧めします。
「年末年始は忙しいから仕方がない」「ちょっと寝不足かな」というのは大きな誤解かもしれません。実は冬の日常に潜む「温度落差」が体に大きなダメージを与えて、体調不良を引き起こしている可能性があるからです。
温度落差で血管が収縮し
血圧が急激に上昇する
ヒートショックとは、温度変化で体に与えられる強い刺激のこと。暖房を入れた室内と、寒風が吹きすさぶ屋外では温度の差が大きく、私たちの体に悪影響を与えているのです。
「冬場は浴室での事故に注意しよう」と耳にしたことがある人も多いでしょう。
室温の高い浴室で温かな湯船につかった後、室温の低い脱衣所に移動すると血管が収縮し、血圧が急激に上昇します。その結果、脳卒中や心筋梗塞など重い病気が引き起こされるリスクが高まるのです。
ただ、ヒートショックを注意するのは、入浴するときにだけではありません。
外での洗濯物干しや、郵便受けの確認、ゴミ捨てなどを薄い部屋着のままで行うと、血圧を15mmHg以上も上昇させ、脳卒中や不整脈などを引き起こす可能性があると指摘されています。
ほかにも以下のような場合は、血圧を10~15mmHg上昇させて動悸や軽い頭痛が起こる可能性があるそうです。
○オフィスでデスクワークをしていて、そのままの服装で暖房の利いていない建物内を移動する
○上着を着ずに部屋着のままで近所へ出かける
○満員電車で上着を脱いだ状態のまま、駅(屋外)のホームに降りる
体へのダメージを軽減するためには
衣服内の空気が大事
加えて、頻繁に起こる温度落差は自律神経に負担をかけます。
自律神経とは、意志とは無関係に血圧や血流など体の働きをコントロールしています。
環境温に合わせて自律神経は血圧などを調整し、体温をできるだけ一定に保つように働いているので、環境温の変化が激しければ自律神経は酷使されるのです。その結果として、疲労感や肩こり、便秘・下痢が引き起こされることもあります。
温度落差による体へのダメージを軽減するためには、衣服内の空気が大事。衣服内にたっぷりと空気が含まれることで、環境温の変化の影響を受けにくくなるからです。
フリース・ニット・スウェットパーカーで行われていた比較実験では、女性が温かい環境から寒い環境へ移動したときに皮膚温変化が最も低かったのはフリース。コートやジャケットの下にフリースを着用することで、高い保温力が発揮されると期待できます。
寒い冬を健康に過ごすために、おしゃれだけでなく温度落差にも気を配った服選びをお勧めします。
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