【ファクトフルネス1】未知の感染症によるパニック状態にこそ大切な『ファクトフルネス』
新型コロナウイルスによる感染症で、世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長が「パンデミックと性格付けらる」と発言しました。
このテドロス事務局長というのが、「中国の犬」とも風刺されるような人物で中国忖度発言ばかりですが、なにはともあれパンデミック宣言といえます。
宣言される前から、日本国内では「これはパンデミックだ」と大騒ぎになっていました。
そんなときに流布されるのがデマ。
悪意や物売り目的はもちろんですが、善意で誤った情報を流す人は少なくありませんでした。
そんな状況の中で、自分軸として持っていたいのが『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』。この本の紹介ページによると、ファクトフルネスとは「データを基に世界を正しく見る習慣」を意味しているのだそうです。
著者であるハンス・ロスリングは、医師であり、グローバルヘルスの教授であり、そして教育者でもあるとのこと。
「世界を知らないことは、時として悪意よりも残酷な事態を招く」と、彼は警鐘を鳴らしています。
今回のプチパニックについては、そもそも新型コロナウイルスが未知のものだったことに加え、私たちはウイルスについて予備知識がありません。
そのために、必要以上に恐れてしまっていました。
本能的に恐怖を抱くだけでなく、「感染者がどんどん増えている」「発生した中国は情報を隠している」と本能的に悪い方向へと考えていったのでした。
結果として、日本では中国を嫌悪する雰囲気が一部で広まり、アメリカやヨーロッパではアジア人が病原体扱いされて殴られるなどの被害が出ました。
「ああ、『ファクトフルネス』に書かれていることが、そのまんま起こっている」と、今なお思っているところです。
私たちが注意しなければならない本能について、この本では以下のように書かれています。
1.分断本能
頻出ワード「世界は分断されている」
さまざまな物事や人々は、富と貧困、正義と悪、先進国と発展途上国というように2つに分かれていて、両者は対立していると考えてしまいがちです。原因の一つは、極端な事例や数字、「平均の比較」といったニュース。センセーショナルなニュースには思わず目を奪われてしまいます。
こうした情報に惑わされず、中央値、つまり「大半の人がどこにいるのか」を探すようにしましょう。
このテドロス事務局長というのが、「中国の犬」とも風刺されるような人物で中国忖度発言ばかりですが、なにはともあれパンデミック宣言といえます。
宣言される前から、日本国内では「これはパンデミックだ」と大騒ぎになっていました。
そんなときに流布されるのがデマ。
悪意や物売り目的はもちろんですが、善意で誤った情報を流す人は少なくありませんでした。
そんな状況の中で、自分軸として持っていたいのが『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』。この本の紹介ページによると、ファクトフルネスとは「データを基に世界を正しく見る習慣」を意味しているのだそうです。
著者であるハンス・ロスリングは、医師であり、グローバルヘルスの教授であり、そして教育者でもあるとのこと。
「世界を知らないことは、時として悪意よりも残酷な事態を招く」と、彼は警鐘を鳴らしています。
今回のプチパニックについては、そもそも新型コロナウイルスが未知のものだったことに加え、私たちはウイルスについて予備知識がありません。
そのために、必要以上に恐れてしまっていました。
本能的に恐怖を抱くだけでなく、「感染者がどんどん増えている」「発生した中国は情報を隠している」と本能的に悪い方向へと考えていったのでした。
結果として、日本では中国を嫌悪する雰囲気が一部で広まり、アメリカやヨーロッパではアジア人が病原体扱いされて殴られるなどの被害が出ました。
「ああ、『ファクトフルネス』に書かれていることが、そのまんま起こっている」と、今なお思っているところです。
私たちが注意しなければならない本能について、この本では以下のように書かれています。
1.分断本能
頻出ワード「世界は分断されている」
さまざまな物事や人々は、富と貧困、正義と悪、先進国と発展途上国というように2つに分かれていて、両者は対立していると考えてしまいがちです。原因の一つは、極端な事例や数字、「平均の比較」といったニュース。センセーショナルなニュースには思わず目を奪われてしまいます。
こうした情報に惑わされず、中央値、つまり「大半の人がどこにいるのか」を探すようにしましょう。
■ファクトフルネス
●「平均の比較」に注意しよう
●「極端な数字の比較」に注意しよう
●「上からの景色」であることを思い出そう
※「上からの景色」とは、あまりにも高所から物事を見ているために、差異が見えなくなっていること。十把一絡げにしてしまいやすいのですね。
2.ネガティブ本能
頻出ワード「社会はどんどん悪くなっている」
ネガティブなニュースのほうが、ポジティブなニュースよりも圧倒的に耳に入りやすく、記憶に残りやすいという傾向を私たちは持っています。
また、悪い情報はニュースとしてメディアが頻繁に流します。そのために思考がネガティブになりやすいのですが、対策として悪いニュースが流れたときには、同じトピックでよいニュースについて調べること。そして、統計を調べること。
●「平均の比較」に注意しよう
●「極端な数字の比較」に注意しよう
●「上からの景色」であることを思い出そう
※「上からの景色」とは、あまりにも高所から物事を見ているために、差異が見えなくなっていること。十把一絡げにしてしまいやすいのですね。
2.ネガティブ本能
頻出ワード「社会はどんどん悪くなっている」
ネガティブなニュースのほうが、ポジティブなニュースよりも圧倒的に耳に入りやすく、記憶に残りやすいという傾向を私たちは持っています。
また、悪い情報はニュースとしてメディアが頻繁に流します。そのために思考がネガティブになりやすいのですが、対策として悪いニュースが流れたときには、同じトピックでよいニュースについて調べること。そして、統計を調べること。
ハンス・ロスリングは以下のように述べています。
4.恐怖本能
頻出ワード「(反射的に)ヤバい」
「危険」とは違って、「恐怖」は危険があるように「見える」だけです。しかし、私たちは恐怖を抱くと危険を大きく感じてしまって、正常な判断ができなくなってしまいます。
ですから恐怖と危険を区別して検討する訓練が必要です。恐怖は感情なので正確に見積もることはできませんが、危険はデータをもとに「危険度×頻度」で計算できます。
注意すべきはメディアとTwitter。私たちの恐怖心を刺激して、認識を誤らせるような報道をしています。
5.過大視本能
頻出ワード「90%オフ! 買わなくちゃ」
目の前にある1つの数字だけ「なんて大きい(小さい)んだ」と、つい考えがちです。
数字は決して「確かなもの」ではありません。
提示された1つの数値だけを重視して、ほかの数値が見えなくなることもあるので、いくつか比較することが大切。
6.パターン化本能
頻出ワード「いつもそうでしょ」「あの人たちはそうでしょ」
何も考えずに物事をパターン化させて、すべてに当てはまると考えてしまいがちです。特に専門家、学歴が高い人、社会的な地位がある人は注意。「俺様こそがわかっている。みんなバカ」に陥りやすいのでしょうね。
自分を普通だと思わず、「間違っているかもしれない」と疑うことが大事。
7.宿命本能
頻出ワード「変われませんよ。絶対に」
私たちは変化に鈍感だったり、変化しないと思い込んだりしがちです。
技術や社会、文化、そして宗教も刻々と変わり続けているですから、常に自分の知識をアップデートする必要があります。
8.単純化本能
頻出ワード「真実は一つ」
私たちは、物事を単純化する傾向があります。シンプルなものの見方に、ぐっとひかれてしまうのです。そして「自分は普通」「自分こそ正しい」と思い込んでしまうわけです。
専門や立場が異なる人々の意見にも謙虚に耳を傾けて、社会の複雑さを知ることが大切です。
9.犯人探し本能
頻出ワード「犯人はお前だ! これでめでたし、めでたし」
悪いことが起きたときに、単純明快な理由を、つい見つけたくなるものです。そして悪いことの原因を、自分ではなく他人に求める傾向があります。
これは事実と異なり、犯人は1人だけではなく、自分を含めた大勢の人、つまり社会に原因があります。犯人を見つけた(と思った)時点で、思考停止しないように注意。「犯人を捜すよりシステムを見直したほうがいい」と著者は語ります。逆に物事がうまくいったときも、ヒーローのおかげではなく社会基盤とテクノロジーのおかげと思ったほうがよいそうです。
犯人を作り上げ、寄ってたかって責めていたら、ほかの原因に目が向かなくなり、将来同じ間違いを繰り返すことになります。
10.焦り本能
頻出ワード「今すぐ手を打たないと大変なことになる」「いつやるか? いまでしょ! いましかない」「今日から考え方を変えよう!」
目の前に危機が迫っていると感じると、いてもたってもいられなくなり、冷静に判断できなくなります。そして極端な考えに傾きがち。
「人間とは焦る生き物だ」ということを念頭に置いておけば、焦りに気づきます。そしてまず一呼吸おいて、多くの情報やデータを収集しましょう。
著者のハンスは「たとえ善意からだとしても、拙速に行動を呼びかけてはいけない」と注意を促しています。
■ファクトフルネスの大まかなルール
大半の人がどこにいるのかを探そう
悪いニュースのほうが広まりやすいと覚えておこう
直線はいつかは曲がることを知ろう
リスクを計算しよう
数字を比較しよう
分類を疑おう
ゆっくりとした変化でも変化していることを心に留めよう
ひとつの知識がすべてに応用できないことを覚えておこう
誰かを責めても問題は解決しないと肝に銘じよう
小さな一歩を重ねよう
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統計を読み解く際には、「数値の差が10%程度かそれ以下である場合、その差を基になんらかの結論を出すことには慎重になるべき」と覚えておこう。
統計を読み解く際には、「数値の差が10%程度かそれ以下である場合、その差を基になんらかの結論を出すことには慎重になるべき」と覚えておこう。
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■ファクトフルネス
●「悪い」と「良くなっている」は両立する
●良い出来事はニュースになりにくい
●ゆっくりとした進歩はニュースになりにくい
●悪いニュースが増えても、悪い出来事が増えたとは限らない
●美化された過去に気をつけよう
3.直線本能
頻出ワード「世界の人口がパンクするまで、ひたすら人口が増え続ける」
私たちはグラフを見ると、直線的に増加するか減少するかのどちらかに、つい考えがちです。
ですから、実際に多数のグラフを見て、実際には、直線のグラフのほうが珍しいことを確認しておきましょう。また、グラフ上の点と点を、勝手に直線で結ばないように。S字カーブなどの曲線でつながっている可能性もあるのです。
3.直線本能
頻出ワード「世界の人口がパンクするまで、ひたすら人口が増え続ける」
私たちはグラフを見ると、直線的に増加するか減少するかのどちらかに、つい考えがちです。
ですから、実際に多数のグラフを見て、実際には、直線のグラフのほうが珍しいことを確認しておきましょう。また、グラフ上の点と点を、勝手に直線で結ばないように。S字カーブなどの曲線でつながっている可能性もあるのです。
■ファクトフルネス
●なんでもかんでも、直線のグラフに当てはめないようにしよう
4.恐怖本能
頻出ワード「(反射的に)ヤバい」
「危険」とは違って、「恐怖」は危険があるように「見える」だけです。しかし、私たちは恐怖を抱くと危険を大きく感じてしまって、正常な判断ができなくなってしまいます。
ですから恐怖と危険を区別して検討する訓練が必要です。恐怖は感情なので正確に見積もることはできませんが、危険はデータをもとに「危険度×頻度」で計算できます。
注意すべきはメディアとTwitter。私たちの恐怖心を刺激して、認識を誤らせるような報道をしています。
■ファクトフルネス
●世界は恐ろしいと思う前に、現実を見よう
●リスクは「危険度」と「頻度」、言い換えると「質」と「量」の掛け算で決まる
●行動する前に落ち着こう
5.過大視本能
頻出ワード「90%オフ! 買わなくちゃ」
目の前にある1つの数字だけ「なんて大きい(小さい)んだ」と、つい考えがちです。
数字は決して「確かなもの」ではありません。
提示された1つの数値だけを重視して、ほかの数値が見えなくなることもあるので、いくつか比較することが大切。
■ファクトフルネス
●比較しよう
●80:20ルールを使おう(項目が並んでいたら、まずは最も大きな項目だけに注目する)
●割り算をしよう(国や地域を比較するときには一人当たりを計算)
6.パターン化本能
頻出ワード「いつもそうでしょ」「あの人たちはそうでしょ」
何も考えずに物事をパターン化させて、すべてに当てはまると考えてしまいがちです。特に専門家、学歴が高い人、社会的な地位がある人は注意。「俺様こそがわかっている。みんなバカ」に陥りやすいのでしょうね。
自分を普通だと思わず、「間違っているかもしれない」と疑うことが大事。
■ファクトフルネス
●同じ集団の中にある違いを探そう
●違う集団のあいだの共通項を探そう
●違う集団のあいだの違いも探そう
●「過半数」に気をつけよう(同じ過半数でも51% と80%では大違い)
●強烈なイメージに注意しよう(頭に残りやすいが例外の可能性も)
●自分以外はアホと決めつけないようにしよう
7.宿命本能
頻出ワード「変われませんよ。絶対に」
私たちは変化に鈍感だったり、変化しないと思い込んだりしがちです。
技術や社会、文化、そして宗教も刻々と変わり続けているですから、常に自分の知識をアップデートする必要があります。
■ファクトフルネス
●小さな進歩を追いかけよう
●知識をアップデートしよう
●おじいさんやおばあさんに話を聞こう(価値観がどれほど変わっているのかを確認)
●文化が変わった例を集めよう
8.単純化本能
頻出ワード「真実は一つ」
私たちは、物事を単純化する傾向があります。シンプルなものの見方に、ぐっとひかれてしまうのです。そして「自分は普通」「自分こそ正しい」と思い込んでしまうわけです。
専門や立場が異なる人々の意見にも謙虚に耳を傾けて、社会の複雑さを知ることが大切です。
教育レベルの高い(世界有数の科学専門誌「ネイチャー」を購読しているような)人でも、普通の人並みか、普通の人よりも間違いが多い。
(中略)その道のプロは、その道のことしか知らない。
(中略)貴重な専門知識を持っていたら、それを使いたくなるのはあたりまえだ。努力して身につけた知識やスキルを専門分野以外のことにも使いたいと考える専門家もいる。
■ファクトフルネス
●自分の考え方を検証しよう
●知ったかぶりはやめよう
●めったやたらとトンカチを振り回すのはやめよう(一つの道具で全部に使え、物事が片付くわけではない)
●数字は大切だか、数字だけに頼ってはいけない
●単純なものの見方と単純な答えには警戒しよう
9.犯人探し本能
頻出ワード「犯人はお前だ! これでめでたし、めでたし」
悪いことが起きたときに、単純明快な理由を、つい見つけたくなるものです。そして悪いことの原因を、自分ではなく他人に求める傾向があります。
これは事実と異なり、犯人は1人だけではなく、自分を含めた大勢の人、つまり社会に原因があります。犯人を見つけた(と思った)時点で、思考停止しないように注意。「犯人を捜すよりシステムを見直したほうがいい」と著者は語ります。逆に物事がうまくいったときも、ヒーローのおかげではなく社会基盤とテクノロジーのおかげと思ったほうがよいそうです。
犯人を作り上げ、寄ってたかって責めていたら、ほかの原因に目が向かなくなり、将来同じ間違いを繰り返すことになります。
■ファクトフルネス
●犯人ではなく、原因を探そう
●ヒーローではなく、社会を機能させている仕組みに目をむけよう
10.焦り本能
頻出ワード「今すぐ手を打たないと大変なことになる」「いつやるか? いまでしょ! いましかない」「今日から考え方を変えよう!」
目の前に危機が迫っていると感じると、いてもたってもいられなくなり、冷静に判断できなくなります。そして極端な考えに傾きがち。
「人間とは焦る生き物だ」ということを念頭に置いておけば、焦りに気づきます。そしてまず一呼吸おいて、多くの情報やデータを収集しましょう。
著者のハンスは「たとえ善意からだとしても、拙速に行動を呼びかけてはいけない」と注意を促しています。
■ファクトフルネス
●深呼吸しよう
●データにこだわろう
●占い師に気をつけよう(未来についての予測は不確か)
●過激な対策に注意しよう
■ファクトフルネスの大まかなルール
大半の人がどこにいるのかを探そう
悪いニュースのほうが広まりやすいと覚えておこう
直線はいつかは曲がることを知ろう
リスクを計算しよう
数字を比較しよう
分類を疑おう
ゆっくりとした変化でも変化していることを心に留めよう
ひとつの知識がすべてに応用できないことを覚えておこう
誰かを責めても問題は解決しないと肝に銘じよう
小さな一歩を重ねよう
著者のハンスは次の言葉で、この本を締めくくっていました。
「事実に基づいて世界を見れば、世の中もそれほど悪くないと思えてくる。これからも世界をよくし続けるために私たちに何ができるかも、そこから見えてくるはずだ」
「事実に基づいて世界を見れば、世の中もそれほど悪くないと思えてくる。これからも世界をよくし続けるために私たちに何ができるかも、そこから見えてくるはずだ」

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