尿が作られる仕組みと出る仕組み その3 尿の出の異常
10代の健康な女子に尿漏れで困っているケースがあることを、10代女子にも増えつつある尿漏れ! 早急に骨盤底筋群トレーニングに取り組もう で紹介しました。尿漏れについては、病名は「尿失禁」となります。
尿漏れのほかにも、尿の出の異常はさまざま。排尿回数の異常・排尿時の異常・排尿後の異常・尿意切迫感・遺尿・尿閉があります。
尿の排泄路の関係で、男性よりも女性のほうが尿の出の異常に悩んでいる人が多いといいます。また、男性の頻尿の主な原因が前立腺肥大症であるのに対して、女性の尿の出の異常の原因の多くは骨盤底筋群の障害です。
日本女性の約2500万人が、尿の出の異常で困った経験を持っているというデータがあります。また、成人女性の400万~500万人が尿失禁を経験しています。
○排尿回数の異常
頻尿 1日の排尿回数が8回以上になること(目安)
夜間頻尿 就寝後から起床までに、排尿のために1回以上起きてしまうこと
希尿 1日の排尿回数が1~2回になること
○排尿時の異常
尿勢低下 尿の勢いが弱いこと
尿線途絶 尿線(排尿する際に尿が作る放物線)が排尿中に意図せずに途切れること
腹圧排尿 排尿開始や尿線の維持のために腹圧が必要になること
終末尿滴下 排尿の終了が延長し、尿が低下するほどに尿勢が低下すること
遷延性排尿 排尿開始までに時間がかかること
苒延(ぜんえん)性排尿 排尿開始から終了までの時間が延長すること
○排尿後の異常
残尿感 膀胱に尿がないにもかかわらず、尿が残っているように感じること
排尿後尿滴下 排尿直後に尿が滴下すること
○尿失禁 不随意に尿漏れを来すこと
○尿意切迫感 急に抑えられないような強い尿意が起こること
○遺尿 無意識に尿排泄(尿の全量を排出)を来すこと
※夜間の遺尿は「夜尿症」と呼ばれている
○尿閉 膀胱内に貯留している尿を排泄できないこと
■参考資料
『病気がみえる vol.8 腎・泌尿器』

Leave a Comment