薬との付き合い方14 種類に合わせた使い方
※この記事は「試験問題作成に関する手引き(平成30年3月)」の「医薬品の本質」をベースに、個人的な勉強を目的として作成しています。
〇試験問題作成に関する手引き(平成30年3月)https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000082537.html
(a) 錠剤(内服)
錠剤(内服)は、適量の水かぬるま湯とともに飲み込まなけれなりません。水が少なかったり、水なしで服用したりすると、錠剤がのどや食道に張り付いて粘膜を傷めるリスクがあります
そして、基本的には、口の中でかみ砕いて飲んではいけません。特に、腸で溶けて効く腸溶錠はかみ砕かずに飲みましょう。
そして、基本的には、口の中でかみ砕いて飲んではいけません。特に、腸で溶けて効く腸溶錠はかみ砕かずに飲みましょう。
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| photo by Daria Shevtsova(Pexels) |
(b) 口腔用錠剤
① 口腔内崩壊錠唾液ですぐに溶ける工夫がされているため、水なしで服用できます。
② チュアブル錠
なめたりかみ砕いたりして服用する剤形。
③ トローチ、ドロップ
効果を期待する部位が口の中やのどである薬が多く、飲み込まずになめて徐々に溶かします。
(c) 散剤、顆粒剤
粉末状が散剤、小さな粒状が顆粒剤。錠剤をのみ込みにくい人には服用しやすいのですが、歯に挟まったり、苦みを強く感じたりすることがあります。散剤、顆粒剤を服用するときは、飛散を防ぐため、あらかじめ少量の水かぬるま湯を口に含んだ状態で服用したり、回数を分けて少しずつ服用したりするといいでしょう。
口の中に薬が残ったときには、水を口に含んでうがいしてから飲み込みます。
顆粒剤は粒の表面がコーティングされていものもあるので、かみ砕かないようにします。
(d) 経口液剤、シロップ剤
経口液剤は、液状で内服用の薬です。固形製剤よりも飲み込みやすいだけでなく、既に有効成分が液中に溶けたり分散したりしているため、服用後、比較的速やかに消化管から吸収されます。ただ、有効成分の血中濃度が上昇しやすいため、習慣性や依存性がある成分が配合されている薬だと、 不適正に使われることがあります(液体状のかぜ薬でラりる、など)。経口液剤では苦味やにおいが強く感じられることがあるので、小児に用いる場合、糖類を混ぜたシロップ剤とすることが珍しくありません。シロップ剤は粘りがあって容器に残りやすいので、残った部分を水ですすいで、すすぎ液も飲むなどの工夫が必要。
(e) カプセル剤
カプセル剤は、カプセル内に散剤や顆粒剤、液剤などを充填した薬。カプセルの原材料として広く用いられているゼラチンは、豚などのタンパク質が成分です。 ゼラチンにアレルギーがある人は使用を避けましょう。
また、水なしで服用するとゼラチンがのどや食道に貼り付くことがあるため、水かぬるま湯とともに服用します。
(f) 外用局所に適用する剤形
① 軟膏剤、クリーム剤基剤の違いにより、軟膏剤とクリーム剤に大別され、どちらも有効成分が適用部位に留まりやすいという特徴があります。一般的には、適用する部位を水から遮断したい場合には軟膏剤を、患部が乾燥していたり患部を水で洗い流したりしい場合にはクリーム剤を用います。
② 外用液剤
外用の液状製剤で、軟 膏剤やクリーム剤に比べて、患部が乾きやすいのが特徴。また、適用部位に刺激感などを与えることもあります。
③ 貼付剤
皮膚に貼り付けて用いるテープ剤やパップ剤。薬効の持続が期待できますが、かぶれなどを起こす場合もあります
④ スプレー剤
有効成分を霧状にする等して局所に吹き付ける薬で、指で塗りにくい部位や広範囲に使う場合に適しています。

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