薬との付き合い方15 精神神経系に現れる薬の副作用
※この記事は「試験問題作成に関する手引き(平成30年3月)」の「医薬品の本質」をベースに、個人的な勉強を目的として作成しています。
〇試験問題作成に関する手引き(平成30年3月)https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000082537.html
精神神経系に現れる副作用には
1)精神神経障害
2)無菌性髄膜炎
3)その他
2)無菌性髄膜炎
3)その他
があります。
1)精神神経障害
薬の副作用が中枢神経系に及ぶと、以下の症状が現れます。
〇物事に集中できない
〇落ち着きがなくなる
〇不眠
〇不安
〇震え(振戦)
〇興奮
〇眠気
〇うつ
〇物事に集中できない
〇落ち着きがなくなる
〇不眠
〇不安
〇震え(振戦)
〇興奮
〇眠気
〇うつ
例えば、車を運転しているときに眠気が起こると、大事故につながる可能性が高くなります。たかが眠気などと、軽く考えてはいけないのです。
2)無菌性髄膜炎
頭蓋骨と脳の間にある「髄膜」は、脳を包み込んで保護しています。この髄膜に炎症を起こした状態が髄膜炎。
薬の副作用で起こる髄膜炎については、全身性エリテマトーデス(膠原病の一種で、発熱や全身の倦怠感 、ほおに赤い発疹、手指の腫れと関節炎、口内炎、光線過敏等の症状が現れる)、混合性結合組織病( 膠原病の重複症候群で、 寒冷刺激や精神的緊張によって起こる手指の蒼白化(レイノー現象)、手の甲から指にかけての腫れ、多発関節炎、皮膚の硬化等の症状が現れる)、関節リウマチなどの基礎疾患がある人で起こりやすくなります。
多くの場合は急性で、以下の症状が現れます。
〇首すじが突っ張る激しい頭痛(うなじがこわばり固くなって首を前に曲げにくい)
〇発熱(40℃ぐらいの高熱)
〇吐き気・嘔吐
〇意識混濁
〇首すじが突っ張る激しい頭痛(うなじがこわばり固くなって首を前に曲げにくい)
〇発熱(40℃ぐらいの高熱)
〇吐き気・嘔吐
〇意識混濁
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重篤副作用疾患別対応マニュアル より |
すぐに薬をやめて、受診すると速やかに回復し、予後も比較的良好なのだそうです。
3)その他
心臓や血管に作用する薬で、以下の症状が起こることがあります。
〇頭痛
〇めまい
〇浮動感(体がふわふわと宙に浮いたような感じ)
〇不安定感(体がぐらぐらする感じ)
〇頭痛
〇めまい
〇浮動感(体がふわふわと宙に浮いたような感じ)
〇不安定感(体がぐらぐらする感じ)
また、薬を長く使ったり、たくさん使ったりして、倦怠感や虚脱感が起こることもあります。
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