薬との付き合い方8 高齢者が薬を使うときの注意
※この記事は「試験問題作成に関する手引き(平成30年3月)」の「医薬品の本質」をベースに、個人的な勉強を目的として作成しています。
〇試験問題作成に関する手引き(平成30年3月) 果たして高齢者とは、いったい何歳以上を指すのか?
いろいろと意見が出そうですが、薬を使う場合には65歳以上を指すのだそうです。
年齢を重ねると、体力・気力の衰えを実感します。ただ、たとえ実感していない人でも、「沈黙の臓器」と呼ばれる肝臓や腎臓の機能は低下しているかもしれません。
高齢者が薬を飲むときには、副作用のリスクを意識したほうがよさそうです。若い頃には平気だった薬も、高齢になれば胃を荒らす可能性だってあります。
同じ65歳でも、人それぞれに体の状態は大きく異なります。そうした点も留意する必要がありそうですね。
加えて、年齢が高くなるとのどの筋肉が衰えて、のみ込む力が弱くなっていることがあります(嚥下障害)。これは、薬をのどに詰まらせやすい状態。
そして薬の副作用で口の中が乾くと(口渇)、食べ物や飲み物が気管に入る「誤嚥」が起こりやすくなるので、注意したほうがよいでしょう。
高血圧や糖尿病といった持病(基礎疾患)があると、かぜ薬などで持病が悪化することも。
このように薬の使用には数々の注意が必要な高齢者でありますが、文字が見えにくくなっていたり、文章の理解が難しくなったり、手先が動きにくくて容器などから薬を取り出しにくくなったり、何かと不都合が多いわけです。薬の取り違えや飲み忘れの防ぐためにも、周囲の人の協力が大切です。
■飲み込む力を取り戻す「舌回し」
私たちが食べ物や飲み物を飲み込むときに、舌などの筋肉が重要だと日本歯科大学大学院新潟生命歯学研究科機能性咬合治療学の小出馨教授にお聞きしたことがあります。
舌などの筋肉をバランスよく使えるリハビリとして、誰でもすぐに実行できる「舌回し」を紹介します。
○舌を口の中で回す(舌回し) 時計回り・反時計回りを10回ずつ

○舌をべーっと前に突き出す(舌出し) 10秒間

舌回し・舌出しのやり方と効果については、小出教授の著書『舌を回して若返る』『ほうれい線やたるみがスッキリ! 驚きの美顔メソッド ベロ回し体操』をぜひお読みください。

○舌をべーっと前に突き出す(舌出し) 10秒間

舌回し・舌出しのやり方と効果については、小出教授の著書『舌を回して若返る』『ほうれい線やたるみがスッキリ! 驚きの美顔メソッド ベロ回し体操』をぜひお読みください。
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