薬との付き合い方19 泌尿器系に現れる薬の副作用

   ※この記事は「試験問題作成に関する手引き(平成30年3月)」の「医薬品の本質」をベースに、個人的な勉強を目的として作成しています。
〇試験問題作成に関する手引き(平成30年3月)

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000082537.html



 泌尿器系に現れる副作用には
(a) 腎障害
(b) 排尿困難、尿閉
(c) 膀胱炎様症状
があります。

(a) 腎障害

 薬の使用で以下の症状が現れたら、腎障害を疑って使用を中止し、すぐに受診しましょう。
○尿量が減少した、ほとんど尿が出ない
○一時的に尿が増える
○浮 腫( むくみ)
○倦怠感
○発 疹
○吐きけ ・ 嘔吐
○発熱
○尿が濁る
○尿が赤みを帯びる(血尿)

(b) 排尿困難、尿閉

 副交感神経系の機能を抑制する薬を使用すると、 膀胱の排尿筋の収縮が抑制され、以下の症状が現れます。薬の使用をやめると、症状が速やかに改善します。場合によっては、受診も必要です。
○尿が出にくい、尿が少ししか出ない
○残尿感がある
○尿意があるのに尿が全く出ない(尿閉)
○下腹部が膨満して激しい痛みを感じる

(c)膀胱炎様症状

 薬の使用で以下の症状が現れたら、膀胱炎様症状を疑って使用を中止し、すぐに受診しましょう。
○尿の回数増加(頻尿)
○排尿時の疼痛
○残尿感


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