【網戸・窓掃除のゆるゆる家事習慣 梅雨の前】ホコリや砂なら、ブラシをかけるだけで取れる
網戸・窓が汚れる主な原因は、次のとおりです。
○排気ガス
○キッチンの煙
○ホコリ、砂、花粉など
汚れを大きく左右するのは、網戸・窓がどこに位置するかということ。
汚れる原因→成分→対策
○排気ガス→油(石油系)→洗濯用洗剤(界面活性剤)、セスキ炭酸ソーダ、酸素系漂白剤
○キッチンの煙→油(主に動物脂・植物油系)→洗濯用洗剤(界面活性剤)、セスキ炭酸ソーダ、酸素系漂白剤
○ホコリ、砂、花粉など→はたき・ブラシをかける、水で流す
キッチンの煙の影響を受けないのならば、通常の家屋の場合、ホコリ、砂、花粉が汚れの原因と考えられます。ですから、ほうき・ブラシをかける程度で、汚れを落とせるはずです。
100円ショップなどでは、水洗いが前提のグッズが多々販売されています。しかし、水を使うのは最終手段と考えたほうがいいでしょう。
網戸では、ホコリが水と混ざってから乾燥すると、カチカチの強固な汚れに変化するからです。
網戸を水洗いした後、水分が残った状態でホコリが付くと、厄介な汚れになる可能性があります。
網戸を水洗いした後、水分が残った状態でホコリが付くと、厄介な汚れになる可能性があります。
また、網戸・窓の掃除については、網戸→窓の順で行いましょう。網戸を後にすると、その汚れが窓に付着するので、二度手間になります。
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photo/Tima Miroshnichenko |
【網戸・窓のゆるゆる掃除1】
軟らかいブラシを、上から下にかけましょう。
お勧めは、毛が軟らかく長い、洋服用のブラシ。網戸・窓にブラシをかけるだけで、ホコリや砂は取れます。
そして、100円ショップ セリアのミニほうき「ほうき&ちりとり」。このほうきは、毛が長い上、軟らかいので、網戸をたわませません。100均グッズはいくつか見て回ったのですが、ほかの商品だと毛が硬過ぎる印象でした。
なお、網戸掃除に使ったブラシやほうきは、かなり汚れるため、以後、網戸専用となります(洋服やテーブルには使えません)。
【網戸・窓のゆるゆる掃除2】
汚れている部分に水道水をスプレーして、水気をタオルなどで拭き取ります。
水道水をスプレーすると、水圧だけで網戸・窓のホコリは落ちます。ホコリで真っ黒の水がしたたり落ちてくるので、片手にスプレー、もう片方の手にタオルや雑巾を用意しておきます。
徹底的に掃除したい場合でも、車通りの多い道路に面していない居室であれば、水だけで充分でしょう。
水を使うときに、注意が必要なのはカンカン照りの暑い日。ガラスも熱を持っていることがあり、そこに冷たい水をジャージャーとかけると割れるなどのトラブルが発生する可能性があります。暑い日に網戸・窓を掃除するときは、水の量を控えたほうが無難。
排気ガスやキッチンの煙などで汚れがびっしりこびりついて、水では落ちない場合は、合成洗剤やセスキ炭酸ソーダ、酸素系漂白剤を使用します。いずれも、濃度は低くても汚れが落ちます。
網戸にお勧めなのが、浴用ボディタオル。ボディタオルのデコボコが、網目の汚れをかき出してくれます。
○セスキ炭酸ソーダ水の作り方
水 500ml
セスキ炭酸ソーダ 小さじ1
スプレー容器に水とセスキ炭酸ソーダを入れ、よく混ぜる。
○洗濯用洗剤水の作り方
水 500ml
洗濯用液体洗剤 1~2滴(0.1g程度)
※粉末洗剤の場合もごく少量(0.5g程度)
バケツなどに水と合成洗剤を入れ、よく混ぜる。
○酸素系漂白剤水の作り方
水 500ml
粉末酸素系漂白剤 ごく少量(0.2g程度)
バケツなどに水と酸素系漂白剤を入れ、よく混ぜる。
掃除にお勧めなのは、梅雨が来る前の晴れた日。この時期なら、蚊の活動がそれほど活発ではありません。暑くなって、窓を開ける機会が増える前に網戸をしっかりと掃除すると、風通しがよくなります。
【網戸・窓の根こそぎ掃除】
1 窓を閉めてから、網戸・窓にはたきやブラシでかけて、ホコリを取り除く
2 網戸にセスキ炭酸ソーダ水をスプレーで吹き付けるか、スポンジ・ボディタオルなどで洗濯用洗剤水か酸素系漂白剤水を塗り付ける
3 汚れがこびりついているところを、スポンジ・ボディタオルなどで優しくこする
力を入れてこすると、網戸がたわむので要注意。あくまでも軽い力で。
メラミンスポンジを使うと、研磨作用で、硬くなった汚れが取れます。このときも、やはり軽い力で。
4 水道水で網戸全体を洗い流す
ホースで水をかけられない場合は、スプレー容器に水を入れて吹き付けるか、スポンジ・ボディタオルなどにたっぷりと水を含ませて優しく拭いてもいいでしょう。
5 窓にセスキ炭酸ソーダ水をスプレーで吹き付けるか、スポンジ・ボディタオルなどで洗濯用洗剤水か酸素系漂白剤水を塗り付ける
6 汚れがこびりついているところを、スポンジ・ボディタオルなどでこする
7 水道水で窓全体を洗い流す
8 スクレーバーで窓の水を取り除く
9 窓の内側で汚れがこびりついているところに、セスキ炭酸ソーダ水をスプレーするか、スポンジ・ボディタオルなどで洗濯用洗剤水か酸素系漂白剤水を塗り付けて、スポンジ・ボディタオルなどでこする
10 窓の内側全体を水拭きする
11 窓の内側全体を乾拭きする
※浴用ボディタオルを網戸掃除に利用する方法は、7年ほど前に、松橋周太呂さん(家事えもん)を仕事で取材した際に教えてもらいました。スポンジよりも水切れがいいことから、我が家では風呂掃除などにもボディタオルを活用しています。
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