凶悪事件を起こした“ご近所さん” ~『鬼滅の刃』にも描かれていたサイコパス

 〇北九州監禁殺人事件(2002年)

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〇尼崎事件(2012年)


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https://www.sankei.com/west/news/150611/wst1506110008-n1.html



〇太宰府市主婦暴行死事件(2020年)

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https://www.fnn.jp/articles/-/90468

これら3つの事件に共通しているのは、以下のワードです。

■監禁
■暴行(残虐な拷問、虐待)
■金目当て
■血縁を利用(家族を巻き込む)
■マインド・コントロール
■虚言癖


主犯の山本美幸、角田美代子、松永太はサイコパスでしょう。
そして、同じような事件が繰り返し起こっているということは、今もどこかで、似たような出来事が進行しているとも考えられます。


つまり、これら3つの事件は、決して珍しい事件とは言えず、知らないうちに、家族がこうした事件に巻き込まれている可能性があるということ。


自分と家族を守るためには、彼らのようなサイコパスの手口を知っておくことが有効です。


手口1 積極的にアプローチしてくる


サイコパスである彼らは、ターゲットを見つけることに熱心で、執着すら見せます。ですから、同窓会やサークル活動、PTAなど地元の集まりにも参加。そして積極的に話しかけたり、連絡先を交換しようとしたりします。

薄い縁をたどって、近づいてくるサイコパス。
しつこいクレーマーにもサイコパスが多いと思われます。クレームによって、実はアプローチしているわけです。
地元のほかに、遠い血縁にも注意が必要です。


手口2 貸しを作りたがる


人を操作することに独自の嗅覚を働かせるサイコパス。私たちが貸し借りに縛られることを、実によくわかっています。そのため、親切にしてあげたり、ごちそうしてあげたりして、貸しを作りたがるのです。


手口3 ターゲットを、その家族や友人などから孤立させる


他者を操作するには、相手に複数の仲間や相談できる人がいないほうが好都合。過去の事件のすべてで監禁があったのは、このためとも推測できます。


手口4 因縁をつける


サイコパスは、過去の貸しを理由に、「こちらはやってあげたのだから、そちらがお返しするのは当然だ」と法外な金品を要求します。
「やってあげた」という内容が、こちらが求めたのではなく、勝手にサイコパスが押し付けてきたことについても、無関係に借りを返せといってくるのです。


手口5 家族内や仲間同士を虐待させる


他者をコントロールすることが好きで好きでたまらないサイコパス。親子や夫婦が、自分の力によって仲たがいをし、傷つけ合っている様子を見るとぞくぞくするほど興奮する傾向があるようです。


以上の手口から、対策が導き出されます。


対策1 自分に対して積極的な人物については、周辺情報を集める


ニコニコと笑顔で近づいてくる人物に、私たちはつい好感を抱いてしまいます。うれしくて、舞い上がってしまうのは当然です。
ただ、そんな、うれしい気持ちを利用するのがサイコパス
往々にしてサイコパスは第一印象は悪くないのですが、人間関係が長く続かず、「ウソつきだ」「異性にだらしない」という評判が立っています。
ですから、「積極的にアプローチしてくれてうれしい」と思うと同時に、「この人はどんなことを行ってきたのかな?」という好奇心も抱いて、情報を集めましょう。
サイコパスと対抗するには、情報収集が第一です。


対策2 借りを作らない


人間関係で、できるだけ対等な立場を保つことが、サイコパスから身を守ることにつながります。
もう一つは、たとえ酒をおごってくれたとしても、「これで借りができた」などとは決して思わないように、メンタルを強くすること。
メンタルに自信がなければ、貸し借りのある人間関係を作らないほうが安全です。


対策3 家族や友人との関係を保ち続ける


サイコパスは、他者同士の対立や仲が悪くなっていく様子を見るのが大好き。そのため、不安や不満を煽るようなことを口にします。
正直、人間関係は狭いほうが楽です。
しかし、楽なほうに流されていけば、サイコパスに取り込まれてしまいます。たとえ親に不満があっても、友人と趣味が合わなくなっても、関係を断ち切らず、細くてもいいので続けていくことが、サイコパス対策となります。


対策4 論理力、あるいは曖昧力を磨く


サイコパスは何かと因縁をつけてきますが、ほとんど難癖です。難癖には、冷静な論理力で対抗するか、煙に巻くように曖昧にぼかして逃げていくか、2つの選択肢があります。
自信がない場合は、すぐに弁護士を立てましょう。サイコパスにとりつかれるよりも、弁護費用を払ったほうが、長い目で見て安上がりです。ここでケチらないように。
過去の例から、警察はあまり役に立たないようですね。


対策5 家に行かない、家に入れない


過去の事件を見ていると「家」が一つのキーワードになっています。「この人はサイコパスではない」という確証が取れるまで、相手の家に行ってもいけないし、自分の家に入れてもいけません。
サイコパスの家に行ってしまうと監禁されるリスクが、サイコパスを家に入れてしまうとパラサイトされるリスクがあります。


太宰府市主婦暴行死事件については、テレビ西日本が細やかな取材を行っています。被害者の主婦とその家族が痛ましくてなりません。記事を参照して、サイコパスから自分と家族を守るために何ができるのかを、一人ひとりが考えていきたいですね。

○太宰府市主婦暴行死事件 その後

太宰府市主婦暴行死事件の審理が、2021年11月10日に始まりました。

死体遺棄などの罪に問われている筑後市の無職・田中政樹被告に対し、検察は懲役2年6カ月を求刑しました。
田中被告は2019年10月、山本美幸被告や岸颯被告と共謀して、当時36歳だった高畑瑠美さんの遺体を、福岡市の中洲から太宰府市まで車で運んで遺棄した罪などに問われています。

主犯は山本美幸。
無罪を主張する彼女の裁判所での様子が、サイコパスの典型的な言動に当てはまるのです。



典型的な言動1 自分が不利になったら「好き」と口にする

山本被告の供述。

恐喝とされている皆さんは、私にとってやっぱり、すごい大切というか、大好きな人たちなので、正直ショックです。だからもう、半分もういいやと思って供述調書を書いた。でも恐喝は本当にやっていないし、ほんとに、30年、20年と付き合いのある人もいるし、もうビックリ、ショックやった。でも弁護士さんが言ったように、私は本当に恐喝していません、みんな大好きでした!恐喝していませんし、共謀もしていません!

常識的に考えて、大好きな人を監禁しません。
太ももに割りばしを突き刺しません。
ボコボコに殴りません。
大好きな人の家族に、迷惑をかけません。

散々相手を傷めつけて、自分が不利になったら、そんな「当たり前」をすっ飛ばして、「好き」と口にするのがサイコパス。

理由は、「好き」という言葉自体に、多くの人が好印象を抱きがちだとサイコパスは学習しているから。「好きだったのなら……仕方がないのかな」と相手に思わせるための、気持ちを伴わないフレーズに過ぎません。
ちなみに、彼らの初対面での親切な言動も、同じく、好印象を抱かせるための操作です。

典型的な言動2 本気で泣くが感情は伴わない

山本被告は、泣きながら、裁判長に無罪を訴えたとのこと。

間違いなく、本気で泣いていたはずです。理由はサイコパスだから
彼らは、演技ではなく、本気で泣くのです。その様子を見て、通常の人は「こんなに涙を流すなんて……かわいそうだ」「実は傷ついているんじゃないか」と、つい思ってしまいます。サイコパスが泣くのは演技ではないからです。

ここが重要。サイコパスは、何の感情もないのに、本気で泣ける生き物なのです。
ですから、自分の状況と置き換えて、彼らの泣く様子を理解しようとするのは危険。その時点で、サイコパスにコントロールされています。

大人気漫画『鬼滅の刃』にも、サイコパスが登場します。作者によるサイコパスの描写が、実に見事。

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この手法で社会をだましたサイコパスの言動を記録しているのが、『モンスターマザー 長野・丸子実業「いじめ自殺事件」教師たちの闘い』(著/福田ますみ、新潮社)。

この本に登場するモンスターマザーは、高校生の息子が自殺した理由を高校の教師だとして、教育評論家やマスコミに「自分こそ被害者」と訴えたのです。涙ながらに。

私たちには、「母親は子どもを守るものだ」「学校にはいじめがあるものだ」という固定観念があるのではないでしょうか。その固定観念を利用すれば社会を欺けると、サイコパスであるモンスターマザーは学習していたわけです。

サイコパスについては、他者を操ることに長けているため、周囲の人間がどんどん取り込まれていってしまうことが、すでに報告されています。例えば、サイコパスである犯罪者を取り調べていた警察官が、犯罪者を逃がしてしまうのだが、その原因は、取り調べの中で警察官がすっかりサイコパスにコントロールされていることがだった、など。

太宰府市主婦暴行死事件では、弁護士や検察官、裁判官は、どのようにサイコパスに対処するのでしょうか。サイコパスについて知らなければ、あっさりとコントロールされてしまう可能性も否定はできません。























私たちのサイコパス対策としては、『鬼滅の刃』をじっくり読んで、彼らの心理と言動を知っておくのも有効でしょう。

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