カルト集団とトンデモ集団との違いとは?
カルト集団
●偽装勧誘(ブラインド勧誘)を行う●勉強、研修、寄付、献金などの名目で金を奪う
●勧誘活動や奉仕(ボランティア)を強制する
●特殊な言葉遣いを行う
●霊感商法を行っている(○○のパワー入り健康食品、など)
●脱会させない(強引に引き留める、「呪われる」などと脅す、など)
トンデモ集団
●非科学的な主張を行う●同好の士の集まりである
●「推し」に費やすのと同じ感覚で金を使う
統一教会が問題視され、「カルト」という表現がメディアやネット上で多用されています。
カルトの語源は、ラテン語のcultus。「崇拝」や「儀礼」を意味します。だからといって、日本でメジャーな大仏を崇拝したり、法事などの儀礼に参加したりする人たちをカルト集団とは呼びません。
マスコミでは、オウム真理教のように反社会的な宗教集団に対して、カルトという表現が使われています。
ただ、「宗教」というのが微妙なところで、たとえ本人たちが宗教と認識していない自己啓発系セミナーでも、カルト集団を形成している場合があります。結局のところ、またも「金」の問題になるのかと思ったのが、カルト集団。
カルト集団として金を得るために、稼ぐ人(働き手)を増やす必要があるので、勧誘行為を行います。最初は相談相手として信頼させ、囲い込むことで社会からの繋がりを切らせます。そして「間違ったことをやってきた」などと過去の自分を否定させて、「恐怖・不安」「強迫観念」と「依存心」を植え付けるのが、カルト集団の手口。
一方のトンデモ集団は、偽装勧誘は行いません。
例えば、反マスクを主張する団体。当然のことながら、偽装勧誘など行わず、堂々と「マスクを外そう」と主張しています。
また、トンデモ集団は陰謀論に傾倒することも多々ありますが、そのほとんどは大金が絡んでいません。金が絡むとしたら、よくわからないコースター、ふりかけ、よもぎ蒸しなどのグッズ販売。一種の霊感商法といえなくもないのですが……
カルト集団との違いは、トンデモ集団の構成員が勧誘相手を社会から孤立させようと動いていない点にあります。金についても、推しのグッズを買っているような使い方で、トンデモ集団にハマる人は『推し、燃ゆ』の主人公と近いように見えます。自ら進んで孤立していくという……
反マスクのほかに、「子宮系」と呼ばれる女性たちを「子宮系カルト」と称するケースを散見しましたが、教祖的な人物が非科学的な主張を行っていて、囲い込みなどをやっていないようなので、トンデモ集団のほうが適しているように思います。
小林麻耶もハマった? 「子宮系女子」のトンデモな実態
https://dot.asahi.com/dot/2018122700155.html?page=1
もちろん、トンデモ集団がカルト化することもあるでしょう。油断は禁物。
ただ、あまりにも「カルト」を多用すると、危険の本質が見えにくくなるので、言葉遣いは注意したほうがよいように思います。

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