「壁で深呼吸」で姿勢は美しくなり、下腹は引っ込む
姿勢が整うだけで
若く見える
腰が曲がっているか・伸びているか。
背中が丸まっているか・伸びているか。
このような姿勢の違いが、見た目の若さを大きく左右します。
ただ、残念なことに、自分の姿勢を自分の目でチェックすることはできません。そこで、姿勢をチェックすると同時に、腰や背中を伸ばすための習慣として「壁で深呼吸」をお勧めします。
■壁で深呼吸
1 かかと・お尻・背中・肩・後頭部を壁に着けて立つ。2 へその下に両手を当てて、大きく鼻から息を吐いて下腹をひっこめた後、大きく息を吸って下腹を膨らませる。これを10回繰り返す。
やり方は簡単なのですが、「1 かかと・お尻・背中・肩・後頭部を壁に着けて立つ」こと自体ができない人は少なくありません。
その原因は、骨盤の傾き。
骨盤が前や後ろに傾き過ぎていると、お尻や背中が壁から離れてしまうのです。
お尻や背中が壁から離れてしまう場合は、骨盤ぐるぐるをやってから「壁で深呼吸」を行うといいでしょう。
加えて、「1 かかと・お尻・背中・肩・後頭部を壁に着けて立つ」の後、ひざを軽く曲げてから、ゆっくりとひざを伸ばしていくと、骨盤の傾きが修正されます。
へそをひっこめると
腹部の筋肉が鍛えられる
「2 へその下に両手を当てて、大きく鼻から息を吐いて下腹をひっこめた後、大きく息を吸って下腹を膨らませる」では、息を吐くとき、へそを壁に近づけるように意識しましょう。
単純な動きですが、案外、できない人がいるものです。腹筋が弱っていると、下腹をひっこめることが困難になるからです。
最初はできる範囲でかまわないので、「壁で深呼吸」を長く継続させましょう。
続けるうちに、腹部のいちばん深い部分にある「腹横筋(ふくおうきん)」が鍛えられます。腹横筋は、姿勢を保つだけでなく、腹部の内臓が下垂しないように支える働きもします。ですから、腹横筋を鍛えることで胃や腸の調子も良くなり、便秘などの解消にもつながります。結果として、下腹がぺたんとへこむのです。
有名な美人女医も、「壁で深呼吸」を習慣にしていると取材時に話していました。座っている時間が長く、姿勢も悪くなりやすいので、診察の合間などに意識して「壁で深呼吸」を行っているそうです。
姿勢のチェックと矯正に効果的な「壁で深呼吸」。ぜひ取り入れてみてください。
Leave a Comment