相変わらずやっていることは同じ マルチも自己啓発もカルト宗教も

 河川敷に異様に若い人が集まって、キャーキャーと盛り上がっている様子を何度か見かけました。大学などのサークルにしては人数が多く、「普段顔を合わせていたら、あのテンションは続かないだろう」というようなはしゃぎ方。何の集まりだか、よくわかりません。「また、マルチか、自己啓発か、カルトだろうな」と思ってしまいます。

 今回は、ネット上で拾えたマルチ商法の共通点をまとめました。国家資格や技術を持たない人間が起業する(=金儲け)となると、マルチも自己啓発もカルト宗教も、この方向性になるようです。


●頻出フレーズ

「あなたの本当にやりたいことは、何?」=煽り(現状に不満を抱かせる)
「結果の原因は全て自分にある。自分が源だ」
「人生の幸福度を決めるのは四つ。金、時間の自由、仲間、健康だ」
「友達作り」=勧誘
「チームビルディング」=勧誘
「仲間」
「お金に働いてもらう」
「先行投資」
「自己投資」
『金持ち父さん 貧乏父さん』著/ロバート・キヨサキ 筑摩書房
『トップ1%の人だけが知っている「お金の真実」』著/俣野 成敏、中村 将人 日経BP 

●特徴

初対面でもフレンドリー(積極的)
歓声を上げる
拍手が多い
あだ名をつけたがる
グループ内でしか使わない用語が多い

●ターゲット

新社会人
地方出身者
体育会系
主婦

●よく出没する場所

SNS
社会人サークル(フットサル、バスケ、BBQ)

街コン
合コン

●取り扱っているもの

オーガニック食品
美容用品
サプリメント
テキスト(自己啓発、コーチングなど)



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