集中力と正しい判断を失う「頭の中のひとりごと」を止めるには? 『Chatter 「頭の中のひとりごと」をコントロールし、最良の行動を導くための26の方法』

  ボーッと過ごすことは、かなり難しいと思いませんか?
 私は瞑想について取材する機会があり、実際に試したのですが、目を閉じると次から次へと「あのときはこうだった」「あれは違っていた」などが浮かび、思考がぐるぐると回り始めたからです。

 思考ぐるぐる。『Chatter 「頭の中のひとりごと」をコントロールし、最良の行動を導くための26の方法』によると、これがchatterで、「頭の中のひとりごと」と訳されています。

この「頭の中のひとりごと(チャッター)」は、暴走し、私たちの思考を乗っ取ってしまう。その結果、私たちは「考えすぎ」に陥り、ストレスに飲み込まれ、集中力を失い、正しい判断ができなくなる。




 この本は、「頭の中のひとりごと」を止める方法を紹介しています。

 方法の一つが、「距離を置いた自己対話」です。「私はどうしたい?」と自分に問いかけるのではなく、「あなたはどうしたい?」と二人称を用いるのです。そして、友人に助言するように、自己対話を行うのです。

 また、「頭の中のひとりごと」をそのまま紙に書くことも、有効とのこと。
 これは私が取材した中でよく耳にしたことで、「文字にして書く」という動作によって、考えが整理されるのだそうです。

 また、視野を広げることが大事で、ネットで細切れのニュースばかり読んでいると、深い思考ができなくなります。意識的に、少し硬めの本を読むようにしたほうがよさそうです。

 ルーティンは、「頭の中のひとりごと」を止める効果を発揮します。スポーツ選手がルーティンを取り入れていることは多々あります。元ラグビー日本代表の五郎丸 歩選手のルーティンは、「五郎丸ポーズ」と呼ばれて有名でした。

 悶々と考え込んで手足を動かさないよりも、身の回りを整理整頓し、外出して自然に触れ、環境を変えることも、「頭の中のひとりごと」を止めることにつながるのだそうです。

 個人的には、「推し活」もよさそうだと思いました。


 この本の巻末には、「チャッター」をコントロールするための、誰もが使える26のツールが紹介されています。 

1)距離を置いた自己対話を活用しよう
2)友人に助言していると想像しよう
3)視野を広げよう
4)経験を試練として捉え直そう
5)チャットによる身体反応を解釈し直そう
6)経験を一般化しよう
7)心のタイムトラベルをしよう
8)視点を変えよう
9)思ったままを書いてみよう
10)中立的第三者の視点を取り入れよう
11)御守を握りしめる、或いは迷信を信じよう
12)儀式を行う
13)感情認知面のニーズに応えよう
14)目に見えない形で支援しよう
15)子供にはスーパーヒーローになりきってみようと言おう
16)愛をこめて敬意も忘れずに触れよう
17)他の誰かのプラセボになろう
18)顧問団をつくろう
19)体のふれあいを自分から求めよう
20)愛する人の写真を眺めよう
21)儀式を誰かと一緒に行う
22)ソーシャルメディアの自動的使用を最小限にしよう
23)ソーシャルメディアを利用して支援を得よう
24)環境に秩序を作り出そう
25)緑地をもっと活用しよう
26)畏怖を誘う経験を求めよう

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