湿度が高くて頭がだるいときには「脾」をいたわって
今年は台風が数多く発生しています。台風が接近すると、多くの水蒸気が流れ込み、湿度が上昇します。また、去った後も、しばらくは湿度の高い状態が続きます。
このような時期には、「湿邪(しつじゃ)」が生じて、「脾」がダメージを受けやすいと考えられています。
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イラスト/イラストエイト |
また、残暑で気温も上がると、体では水が滞って「痰湿(たんしつ)」ができやすくなります。さらに、水と熱がたまって、「湿熱(しつねつ)」「熱痰(ねつたん)」ができてしまいます。
湿熱は重いので、下半身に悪影響を及ぼし、おなかが痛む、下痢をする、ひざが痛むといった症状が現れやすくなります。
湿熱は重いので、下半身に悪影響を及ぼし、おなかが痛む、下痢をする、ひざが痛むといった症状が現れやすくなります。
脾のダメージチェックリスト
□胃がもたれる □ゲップがよく出て、口臭が気になる□口内炎・口角炎ができやすい□食後に眠くなる□出血しやすい□むくむ□体が重だるい□下痢をする□クヨクヨと考え込んだり、自分を責めたりしやすい
脾のいたわり方
「三陰交(さんいんこう)」というツボへの刺激が効果的です。
三陰交は、内くるぶしより指4本分(人さし指から小指まで)だけ上にあります。この辺りを押してみて、ズーンと痛みを感じるところを刺激するといいでしょう。
三陰交の親指の腹を当てて、息を吐きながら3秒間押します。指を離して自然に息を吸い、再び、息を吐きながら3秒間押します。これを3回繰り返すといいでしょう。
また、三陰交への灸は即効性があるとも聞いています。
ツボへの刺激は、運動後や入浴中、お風呂上がりは避けたほうがいいと専門家から聞きました。体が温まっている間に刺激しても、効果が出にくいのだそうです。
また、気分がふさぐときには、「わき伸ばし」を行うといいでしょう。
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