「原子とか、元素とか、どこがどう違うのかさっぱりわからない」問題を、 超文系人間が考えてみた その2
「原子とか、元素とか、もう、全部一緒でいいじゃないか……」
相変わらず、そんな思いを抱いていたところ、気持ちを代弁してくれる文章と巡り合いました。その文章が掲載されていたのが『やりなおし高校化学』(著/齋藤勝裕 筑摩書房)です。
そうなんです!
「原子」も「元素」もよく目にするので「分かった」気分になる割に、肝心なことがわかりませんでした。
原子と元素の違いに注目しておこう。これはごく基礎的なことであるが、分かったようで分かりにくい問題である。
そうなんです!
「原子」も「元素」もよく目にするので「分かった」気分になる割に、肝心なことがわかりませんでした。
今後こそ、「どこがどう違うのか」を把握したいと思います。
まず、原子のおさらい。
原子は、物質を構成する最小の粒子。
原子の中心にあるのが「原子核」で、その中に「陽子」「中性子」があります。そして原子核の周囲を「電子」がぐるぐると回っています(電子雲)。
○陽子 +を帯びた粒
○中性子 +でも-でもない粒
○電子 -を帯びた粒
○陽子 +を帯びた粒
○中性子 +でも-でもない粒
○電子 -を帯びた粒
※電子は粒子性と波動性を持っているので、上の図のような軌道は描くことはありません。原子核の周りの電子は非常に速く動くので、チラチラと見えて、ボワッとした残像がたくさんあるという状況です。その様子が、雲のようなので、電子雲と呼ばれています。
原子核は陽子と中性子から構成されていて、原子核は、 2つの数で特徴つけられています。
○ 原子番号 (atomic number)
陽子の数で、 Zで表されます。原子番号Zは、原子核の外にある電子の数と同じです。○ 質量数 (atomicmass number)
Aで表され、中性子の数をNとしたら、 A=Z+Nとなります。 地球上の水素には、中性子の数が違う軽水素H(中性子数が0)、重水素D(中性子数が1)、三重水素T(中性子数が2)があって、元素番号が同じでも質量数が異なるH・D・Tを「同位体」といいます。
ここで、元素と原子の「どこがどう違うのか」について触れていきましょう。
(例)軽水素も重水素も三重水素も、すべて「水素」という同じ元素に属する
(例)軽水素と重水素、三重水素は、それぞれ違う原子
ここで、元素と原子の「どこがどう違うのか」について触れていきましょう。
○元素
原子番号が同じもの(例)軽水素も重水素も三重水素も、すべて「水素」という同じ元素に属する
○原子
物質としての個々の粒子(例)軽水素と重水素、三重水素は、それぞれ違う原子
簡単にいえば、「私」、「あなた」が原子であり、「ヒト」が元素である。
なるほど! 図にすると、こんな感じになります。
なお、元素記号の左肩に質量数Aを、左下に原子番号Zをつけて表すとのことです。
※引用文はすべて『やりなおし高校化学』より


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