2-4 血圧を下げて腎臓を守る「ストロー呼吸」

2-4 血圧を下げて腎臓を守る「ストロー呼吸」

 血圧や血流、心拍などが、意思とは無関係に働く自律神経でコントロールされていることは、よく知られています。自律神経には、活動や興奮、緊張に関係する交感神経と、休息や鎮静、リラックスに関係する副交感神経があります。この2つが相互に働いて、全身のバランスが保たれています。
 交感神経が副交感神経よりも優位になり続けると血管が収縮して、腎臓では尿細管でのナトリウムイオンの排出が抑制されるほか、血圧を上昇させるホルモンのレニンがたくさん分泌されて、尿タンパクが増えます。
 そのため、自律神経を調節することが、腎臓の機能を守るためには重要です。
 自律神経にアプローチする方法としてよく知られているのが、呼吸法です。深く、ゆったりと吐き出す呼吸を繰り返すと、交感神経の高ぶりが抑えられます。ただ、呼吸を深くすることがなかなか難しいため、トレーニングとしてよく取り入れられているのが、「ストロー呼吸」です。ストローの穴から細く息を吐くことで横隔膜が大きく動き、自然な深呼吸につながります。

【ストロー呼吸】

1 ストローを片手に持ち、椅子に浅く座り、全身の力を抜いてから、頭が上から糸で引っ張られているようにイメージをして背すじを伸ばす。
2 ストローをくわえ、ストローの穴からゆっくりと息を吐き出す。
※ストローの穴からジワジワと息を漏らすイメージで、強く吐き出すと逆効果
3 ストローを口から外し、鼻からゆっくりと息を吸う。
4 2と3を最初は5回繰り返し、慣れてきたら回数を増やす。

 慣れてくれば、ストローがなくても口をすぼめて呼吸が行えます。緊張するときや興奮したときなどに、ストロー呼吸を行うといいでしょう。 

口すぼめ呼吸(イラスト/看護roo!



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